泡沫の記
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2005年05月06日(金) 好きだと感じる

ようやく、久しぶりに彼とデート。

でも電話で「おれ、酷い格好だぞ」と言う。
昨日まで親戚の葬儀等で東京に行って彼だが
なんでも、昨夜の帰り道、車の修理代に用意した30万の入った
財布を落としたという。
まったく、どこまで間が抜けているのか・・。

私は今日、彼のために借りているローンの代金(先月分)を
もらうつもりでいたが、彼の所持金はたったの数千円だった。

昨夜から、駅から自宅まで歩いた道を戻って探し歩いたという。
(出てくるわけがない)

昨日の電話で私達は喧嘩してしまい、私は彼を待ち続ける日々に
耐えられないものを感じていた。
彼は私を好きだけれど、それは愛とは違う気がする。
もともとそういう感情の希薄な人だけれど、私はもっと
情熱的に愛して欲しい。

不倫でもないのに、こそこそするのも嫌だし
忙しくて会えないのは我慢するけれど、肝心なのは
心の絆を感じられない寂しさ。

何かが変わったわけではないけれど、
「私達は恋人同士かしら?」と聞いてみたら、
「もう、充分に」と彼は応えた。
そんな深い意味がないことはわかっている。
彼が私と暮らしたり結婚したりする気がないことも。
(私だけでなく誰とも)

私も彼も今月の後半に誕生日が来る。
「おまえの誕生日には、フランス料理を御馳走してやる」と言った。
なににせよ、大事にされるのは(例え言葉だけでも、気持ちだけでも)
とても、嬉しい。

人の気持ちは、どうにも変えることが出来ない。
でも、彼にとって私がかけがえのない存在になる日が
やってくるのだろうか・・。
そんな日がくるというのなら、私はいつまででも待てるのに。

愛するというのは、人を我が儘にし
厄介なものだと思う。
彼は愛とはもっと秘めたもので、私のそれは幼稚だと言った。
そうであったとしても、私はもっと直接的な愛情が欲しい。
心が求め会っているのなら、他には何も望まない。

昼間、彼の胸でうとうとしてしまった。
それは、とても心地よいのもだった。
そんな時間が続くことが、なによりの幸せだと感じる。


波ちどり |MAIL

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