泡沫の記
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昨年100周年を向かえた母校の女子校が 来年から共学になる。
昨日、数年ぶりに友人から電話をもらい、明日最後の体育祭を 見に行かないか?と誘われた。 少し躊躇したが、共通の友人とも連絡をとり、行くことにする。
体育祭の締めに行われる、母校名物?の伝統行事、 変形行進(マスゲーム)を見るためである。 多数のOGや友人数人と見た、最後の変形行進。 もう二度と見られないし、母校に行くことも多分ないだろう。 共学になってしまったら、もう母校とは思えない。
わずかに残っていた 古い校舎の階段と廊下・・ かつて 牛乳とヨーグルトの自動販売機が置かれていた、 小さなスペース・・
ちょっとだけセンチメンタルになってしまった。
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昨日から 十何時間かけただろう いったい 何十回、打ち直しただろう せっかちな私が、できる限り慎重に言葉を選び Jへの最後のメールを送信する。 後悔はないが、どうしてこういう運命になるのか。 わたしの原罪はそんなに深いのか。
移りゆく時間の中で生きている今、 すべては、思い出のなかへ・・・
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