2006年06月02日(金)
ブラウン管越しの
香さんもそうですが、 職場には同い年の女性が8人います。 これは社内の1割にあたる割合。
新入社員が2割、2年生が1割 年齢が揃っているのは珍しいことではないけれど 新卒からそのまま残っているのは 香さんともう一人だけ で、私も含め、あとはここ最近に中途で入って来た人達だ。
やはりこの年齢ぐらいが転職期のピークなのだろう。
その、新卒以来6年勤めているもう一人、 カナコさんも もちろん同い年 なのですが、 ものすごく 古風 というかまぁ 古臭い 人で今時 足首の見えるフレアロングスカートに 三つ折りの靴下なイデタチ。
老けているわけでもなく、 かといって年より若く見えるわけでもないので 彼女そのものを見たら"年相応"な のかも知れないが、何だか時代が違うのだ。 昭和の27才がタイムスリップ でもしてきたような。
そしてますます年齢不祥にする要因は、 彼女はとても小柄なのである。 140cm半ばくらいなので、 170cm前半の私と並ぶと 実に30cm近い身長差がある。 高身長がそう珍しくなくなってきたこの時代においての 彼女のサイズは古めかしさを助長させる 要素のひとつとなっている。
小柄な自分を表すのに "ぷち"というこれまた古いよな〜な単語を選ぶ ところもダメ押しで時代が違う。
そんな時の止まった彼女は 早稲田君にほのかな恋心を抱いていて、 それはもう木の陰から じっ と見守りそうな淡いもので そのくせ実に分かりやすい。
とはいえ上記のような古風さゆえ 私からしたらブラウン管ごしに眺めているような気分で 彼女の存在を捉えているのだけど、
160cm前半の、男性としては小柄である早稲田君、 私と並べば10cmの差はあり、ヒールでも履けば 15,6cmはざらに身長差ができたりしますが、 そんな彼と並ぶと彼女の小柄はとても釣り合いがとれる。 (それでも早稲田君より15cmは低いのだし)
そうやって並んでいると お似合いだよなぁ などと、やはりまるで他人事のようにそれを眺めている。
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