プープーの罠
2006年01月10日(火)

道草まっすぐ

休み明け、
新星さんはひどく
バツ
の悪そうな顔で、
いつもの陽気さもなく
しょんぼりとしていて、

仕事中、メールがきて
昼ご飯に誘われ、ついていく。

シラフでまた1から説得されるのか
はたまた
この前のことを謝られたりするのか
と構えたが
一向にそういったことを話し始める気配はなく
新星さんは ぽそり ぽそり と
くだらないコメントをしては笑う。

ぱぁっと笑うのはシラフでも変わらないらしい。
結局ただご飯を食べただけに終わり
唯一
 いろんな仕事させてやるよ
と言われた。

チームが変わってスコールのように忙しくなった。
私がこの会社に求めていたのは初めはそこだけだった。
時給も跳ね上がったなら好条件な派遣先として文句がない。
随分遠回りだった
けれど、これから楽しくなるといい。

索引
「プープーの罠」 written by 浅田

My追加