2006年01月06日(金)
新星さん
新チームの歓迎会があり 前のチームの3倍近い大所帯、 否応なくかまびすしい空間に浸かる。
年末にあった契約交渉の顛末は リーダー間に筒抜け のようでいてそれは『報告』されているのではなく 『ウワサ』だから広まるのが早い というものであったらしく、 かなり偏った伝わり方をしていて Fチームのリーダー、新星さんには ただ 「ヒマだから辞めたがっている」 という情報しかいっていないようだった。 キタムラさんが引き止め役を買って出て 「是非うちのチームに」 なんて言ってたこと すらも知らなかったらしい。
また、社員の間では よくキタムラさんに呼び出されている私を見て キタムラさんのチームに行くのだろう という予想はついたらしい が、それがいやだから辞めたがっていて 結果一番楽しそうなFチームなら と、落ち着いたと思われている。
新星さんは、彼なりに私を説得しようと いろいろ聞いてきてはいろいろ話してくれた。
何がやりたい? できる限り希望に添うようにするから。
だから、私にやりたいことは ない。
私はあいまいに笑って聞き流す。 彼のスタンスでは、私のやり方を許容 してはくれないのは想像にたやすい。
酔って絡みついてくる新星さん、 前々から酒癖の 悪 評 は聞いていた けれどハガイジメされるとまでは思っていなかった。 新星さんの反対隣りに座っていた女の子は早々に別の席へ逃げていて、 残された私は一人で格闘。プロレスみたいな飲み会。
リーダーの中で一番若い彼は、 末っ子キャラを存分に発揮した奔放さで いたずらをしてぱぁっと笑うのがかわいい。 歳は八木君と同じご様子。 八木君もまた子供っぽいが 第一次反抗期のキカンボウみたいな八木君と違って こっちは 親戚の子供 みたいな近しい愛敬がある。
つづく。
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