プープーの罠
2005年09月28日(水)

ギャップ

仕事がすこぶるヒマになって早1か月、
そんなタイミングでチームに派遣が二人増え、
ついこの前までとは打って変わって人数過多の風情、
ヒマだとイライラしてくる性分としては
このまんま年末まで働くのだろうか
と、時給アップと引き換えの3ヶ月契約を早くも後悔、
まぁ今月に限って言えば
個人の仕事が2件バッティングして
いたので定時で上がれたのは助かってはいたのですが
とは言え、定時までがヒマなのだ。

イライラを通り越していい加減凹んできた時、
上司から内線で会議室に呼び出され
この前紹介した代理店から受注でもしたのだろか
と、ぷらぷらと向かい、ドアを開けたらそこには
上司の他に部長と別のチームのリーダーとがずらり。
何事かと思いきや
これからの仕事についての打診であった。
採用面接より本格的。

 どんな仕事がやりたいか
 何が好きか

そういう質問が一番困る。

言い方が悪く聞こえるだろうが
私は仕事は何でもいい
どれもおんなじだと思っている
拘りがあるわけでもないし
やりたいことがあるわけでもない

そんなものが明確にあったならこの会社はすぐに辞めているだろうし
そもそも派遣なんてしていない。

私は曖昧に
 特にあんまり考えてないです。
 どの仕事でもそれなりにはできると思います。
覇気のない物言いをしてあとはいつも通りへらっとした。

就職マニュアルによくあるような
誠意とやる気のある受け答えというのを私はしない。
そんなのは口先だけでどうにでもなることで
がんばります!
やってみます!
で結局できないのが嫌だ。
だから最悪を見越した答えと
リスクと不安がある限りは後ろ向きな返事をする。
まぁ今まで見てきた限りこの会社
自体が保守的であり、
胃が痛くなり知恵熱でも出る
ようなアバンギャルドもしくはクリエイティブな
仕事をする可能性はほぼ ない
ので多少やりたがってもだいぶ安全圏なのですが、
なんせあと3ヶ月ですから、
長期プロジェクトに入っても困る
のでよほどのメリットがない限りは余計
なことは言わないようにしている。
保守的というが、そうやって100%の有言実行と信頼を手にしている。

本来、この会社の派遣社員は
社外とのやりとりはしない、
電話にもでないし与えられるメールは社内でしか使えない、
という幽閉された存在なのですが、
クライアントとのやりとりもやってほしいとのことだ。

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「プープーの罠」 written by 浅田

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