プープーの罠
2005年08月15日(月)

眠れる山羊を起こさぬように

メールをすればすぐに返事が来るようになり、
向こうから送られて来ることも、
受信フォルダの最新6件が
すべて八木君になることも。
けれど、まだ知人フォルダからは分離しない。
友達になることを拒否している
のは本当は私の方なんだ。

彼とは恋愛がしていたい。

友達になれば付き合いは細く長く永遠に続く
かも知れないけれど、多分それじゃいやだ。

振り出しからまたやり直す。
まだまだ序章に過ぎない。
緩やかに順調に進めば10月の真ん中に変化がくる。

皮肉なことに私達はこのまま
お互いがお互いである限り
うまくは行かないしまた
まったく同じことを繰り返す。

でもこれで終わったらきっと
私もうまいことキリを見つけられる。
終わらせるために繰り返す
のかも知れない。


夏が折り返し地点に差し掛かる。
愁は秋の心と書く。
夏が終わって秋が来る時
夏に浮き足立ってた心が沈む。

私はその心の隙間をしとやかに狙い
少しずつ充満させていく。
喪黒福造のやり方 である。



最後にどーん!てならないようにしないとね。

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「プープーの罠」 written by 浅田

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