プープーの罠
2005年07月27日(水)

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ホワイトバンドをしている人を見掛ける
と、何だか引っ掛かるものがある。

対価を払って物品を手に入れている以上、
それは普通の買い物と何ら変わらなくて
そこに寄付金がいくらか上乗せされている
にしてもそれは同じことだ。
ネームバリューだけでバカ高い価格
設定がされているものなど溢れ返っている。

(というのは別にしてもどうやら
 ホワイトバンドに寄付金
 というものはそもそも
 含まれていない
 らしい。)

そうしたワッカを腕につけて
歩きタバコをしたり
混んでいる電車でのけ反って座っていたり。

つけたからには 善行をする 善人 でいるべき
とは言わないが、せめて人に迷惑をかける
のはやめてほしく、遠くの国の貧困の前に
目の前の日本人を思いやれないものなのか
などと思ったりするわけですが、
買って身に着ける だけ
という、まさしく
フ ァ ッ シ ョ ン
で完結しているように思う。
ホワイトバンドは免罪符でも善人の証でもない。

けれど、
そんなものを買うよりコンビニの募金箱に入れた方が確実
なんて言いながら
おつりをしっかり財布にしまって帰る私
よりは何倍もマシかなとも思う。

ホームレスに毛布を配る
という行為を、私は良い
ことをしているとは思わない。

まぁ、こういう
『善意・慈愛・ボランティア』
なるものは
政治・宗教 と同じ類で
結局は自己満足とエゴ
なのだろうなと思っていますので
この点において考え方が違う人はきっとどう
しても歩み寄れない相容れないと考え、
多くは胸のうちに秘め
ておいた方が世の中は平和になると思い
つつも、あえて触れてみた次第です。

ピース。

索引
「プープーの罠」 written by 浅田

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