プープーの罠
2005年07月13日(水)

時にそれはアルトラなものである。

八木君観戦(?)第1回目。

「のっぴきならねぇ用事がぁっ!!」

と、有無を言わせず定時キッカリにあがり、
いざ会場に向かいましてしかし
間に合い過ぎたりしたので
ひとつ前の駅で降り、通りすがら何となく買った
ガレットをモガモガと食べながらチンタラ歩いてみたり、
20代も半ば過ぎのレデーが何やってんだかですが、
いざ会場についた時、入り口は閑散としていて
どうやらもう始まっているようだった。

入り口でぼそぼそと名前を告げ
ゲスト確認をしてもらい階段を降りていく
と、楽屋から出て来た八木君にばったり出くわし、

「あぁこんにちは。」
「あぁどうも。」

そして私はフロアに、彼はステージに。
とても"知人"的会話である。


ドリンクチケットを薄ーいアルコールと交換して
それをちびちびと嘗めながら遠くから眺めてみる
と言ってもとても狭くて困ってしまう
くらいよく見えるのですが、
あぁ彼お気に入りのシャツを着て
カッコつけてはります。
かっこつけない時の方がかわいくていいのに。

フロアを見渡しても知ってる人は誰もいなかった。
ゲスト名簿に並ぶ名前を見ても
知ってる名前は見つからなかった。
トールさんも○○君も。

つまり"知人"を一同に呼んだのではなく
"私"を呼んでくれた
ということになる。



君は何を考えている?
私の顔を見たらぐっすり眠れたりするの?
思い出を思い出して泣いたりするの?
それとも私が君の顔を見て
思い出を思い出して泣けというの?



仕事の合間にやっている趣味のような音楽活動も
もう2年近くもやればそれ
なりにカタチになっているもので、
見るのは1年ぶりくらいですがそれ
なりにファンも増えたご様子。

横にいる女の子達がサインをもらったと見せ合っていて、
まぁサインなんてするようなご身分になっている。
きゃあきゃあと喜ぶその子達の手
にあるものをそろーりと覗きこんで
見れば確かに八木君の名前が八木君の文字で、

それ領収書のサインとおんなじ!

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「プープーの罠」 written by 浅田

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