プープーの罠
2005年07月10日(日)

派遣男

同じチームに新しい派遣社員の男性が入った。

2日目
どうも通勤電車がおなじ
だったらしく前を歩いているのが見えた
けれど私は声をかけずそれは
話したことがない
からというよりは
彼は派手なポロシャツを着ていて、
初日もポロシャツだったけれどうちの会社は
スーツが社長命令
なのでまさか私服で来るはずはない、人違いだな
と思ったから
だったのですが
その派手な人は会社のビルに入って行った。
人違いではなかったらしい。
ちなみにそのハデ度は
蛍 光 黄 色 の ポ ロ シ ャ ツ
であります。

しかし私が席に着いても
先に行ったはずの彼の姿はなく、
定時から十数分遅過ぎてようやく現れた時
彼はスーツを着ていた。
彼はトイレで着替えたらしい。
まるで就職活動の学生だなと思った。
それよりも彼は 入社2日目にして遅刻 をした。
私はびっくりした。

トイレで着替えるにしても
着替えるならその分早く来たらいいのに
というのはとりあえず置いておき、
いざ就業するまでまさか制作業務でスーツが義務
だとは知らなかったのだろうし
スーツを1着しか持っていない
からなるべく汚さないようにしている
のだろうなと思った
けれど。

1週間目
休日をはさんでも彼は
シャツ一枚買い足した様子は
なく
スーツ、シャツ、ネクタイ、
毎日同じものを着ていて
やはりトイレで替え続けている。
(そして遅刻は日に日にひどくなる)

この仕事を続けるつもりはまるでないらしい。

それにしたって、
こうもふてぶてしくできるものなのか?

10日目
あまりに驚いたので違うチームの人に話してみたら
「あぁうちのチームの派遣もそうだよ。
 いつもそんなだからもう午後出社って認識。」

ハナからもう
ソンナモノ
扱い。

2週間目
派遣男は言った。
「前の会社は11時からだったんですよ」
…うん?
なぜいまだに前の会社の時間割りで動いてるんだおまいさんは?
しかも衝撃の一言
「社員登用を前提にして派遣をしている」
というのだからまたびっくり。
それで
「もっとクリエイティブなことがしたい」
とは非常におめでたい。




派遣社員 には責任がない
からといって無責任でいいわけはない。
派遣社員 というのが世間一般であまり
よい評価を受けていない
のは分かっているつもりだったし
その上で それでもデキる と評されてきたのは、私
がすごいのではなくて比較対象がひどすぎるんだ。
悪い評価に甘んじてその型にわざわざハマリコム人の多さ。

なんてゆうか、
すごく残念なことだと思った。

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「プープーの罠」 written by 浅田

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