2004年11月24日(水)
奇 遇
新しい仕事が入り、 プランナーと打ち合わせ、 タッグを組むプログラマの名前を聞き、 話をしに行きます。 その相手は私を見るなり あっ という顔をし 私もきっとそんな顔をした。 鳩尾の人であった。
あれはいつのことだったっけ。 大分期間があいているのは確か。
今さら あの時はすみませんでした なんて言って あの時なんてゆう親しげ な言い方は果たして有効なのか さらには あの時って? なんて尋ね返されたりしたら 鳩尾を…と自らハッキリ掘り返 さねばならなくなります。
とりあえず なかったことにして 仕事の概要とスケジュールを伝える。 大丈夫そうですか? と確認すると 彼は2、3回曖昧にうなづき そうだねぇ と呟く。 それが了承の返事なのか 接続詞としてとりあえず発せられたもの なのか分かりかねた。 プログラマやシステムエンジニアには 比較的風変わりな人が多い。
浅田さんと仕事 とは嬉しいです。
彼はそう言って くるり と机に体を向けた。 病院の診察で「お大事に」 と締め括られる感じに似ていた。 社交辞令的定型挨拶 なのかそれとも 皮肉 なのか、よく 分からなかった。 よろしくお願いします と頭を下げ、私も席に戻る。
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