プープーの罠
2004年06月22日(火)

嬉しい時に会いたい人、悲しい時に会いたい人

森君が辞表を出したらしい。

とりあえず
 ご飯でも食べながら話を聞こうか
と、そこにハニちゃんからメール、

『お茶でもどうです?』

ワタクシソッコーでお電話。
 へー行くんだ、行っちゃうんだ
森君を置き去りにして
私はハニちゃんに会いにゆきます。

指定された場所に行くと
ハニちゃんはひょろりと長い手をひらひら〜とふって
ぴょこぴょこと走って寄ってくる。
 何食べたい?
と聞くと
 もうご飯食べたからおなかいっぱい
とか言う。
じゃなんで私を呼んだのかしら。

歩く道すがら、喫茶店の席に着いても
ハニちゃんは今日の出来事をとめどなく喋り
とにかく今日は楽しかったみたい。
この前とはうって変わって
やけに はしゃいでいて、
可愛いったらない。

今ごはん食べたばっかり!
とハニちゃんはコーラを頼み
私は軽めにご飯を頼み、
私がご飯を食べてるところを
頬杖をついて眺めてるハニちゃん。
眺め返すと何よと口をとがらせ
コーラをちまちまと飲む。
彼の、目をあわせるとドギマギするところが好きだ。

見ればちょっとオシャレしていて
だからわざわざ会おうと言った
のかしらと思ったら
何だか すごく幸せな気分
になってしまいました。

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「プープーの罠」 written by 浅田

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