プープーの罠
2004年06月20日(日)

モニカテンプルは頬を赤らめ

昨日は特に何をしたわけでもない
のに、普段動かない分
やはり体力は消耗していて
一日中けだるく、だらだらとしていた。
仕事終わりのみーこさんから電話がきて
久しぶりに飲みに行く。

みーこさんはあれから彼と別れたらしく、
 「じゃあ今はやりたいことに専念してるのね」
 「それが、実は新しい人が...」
ふたりとも特にモテるわけではない
のですが、一区切り 終わりがきても
特に探さずとも すぐに次はある。
まぁ、そういうお年頃なのでしょうかね
と、アボカドのサラダをつつきながら笑う。

 これから付き合う人
 とは、どうしても
 結婚を考えてしまうし
 これから引っ越す時は
 一人暮らしではなくなる
 だろうと思ってしまう。

私は頬杖をつき
ふぅんと相槌を打ちながら

"ミライガナイ"から
ハニちゃんから手を放した
はずなのに、私はいまだにそこから
離れることができずにいる。

そういえば
今日は父の日だ
と親不孝者なふたりは今さら気づき、
その場でお互い 父親に電話をし

 いつもお世話かけます
 ホントありがとうございます
 これからもお元気で

と、いつか
 今までお世話になりました
なんて言う時が来るのかしら
などと、ぼんやりと思ったのでした。

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「プープーの罠」 written by 浅田

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