アンジェイワイダの映画で日本でもかなり有名になったポーランドの文学作品パンタデウシュ。 ナポレオン戦争期のリトアニアを舞台にした作品で、ポー人の民族としてのアイデンティティーを探る上でもとっても重要なものだそうです。
ポー人は小学校と中学校で課題図書になってるんで、一応みんな読んでるはず。 ちなみに私は読んでません。
映画版のDVDも我が家にあるんだけどねぇ。 映画観ただけじゃあ時代背景とかがわかんないから、誰かに解説してもらいながらじゃなきゃいけないし、重そうな映画だから(ワイダだし)未だに観てない。
と、ポー人の友達に言ったら 「あ〜、私も〜。学校で映画観させられたけど、意味わかんなくて寝ちゃったし」 とか言ってる。だって学校で読まされたんでしょ? 「あ〜、読まなかったんだよね〜私。試験もカンニングで乗り切ったし。」 なんか頭の悪そうな発言ですな、私の友達。
今日、ヴィオラ(ゲラ夫妹)が遊びに来た際、ゲラ夫の研修用テキストを見て 「何このパン・タデウシュ!」 と叫んでた。何故ここでパン・タデウシュ?と思いきや 「分厚くてつまんない本の事をパン・タデウシュと呼ぶ」 んだそうです、最近のポー語では。
パン・タデウシュ、あがめられてるんだかあざけられてるんだか、微妙な作品のようですな。
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