うわの空日記


ワルシャワに暮らす主婦ゲラッチの日常です。

2004年07月15日(木) 自分のマンションに入れない

ゲラ夫の誕生日プレゼントを買いに行った。
モノは決まってる。羽根布団。できるだけ薄型。
場所も決まってる。Walterって言うドイツ系の家具センター。ついでに小さい羽枕も買ってあげよう。

が、Walterは閉店セール。置いてあるものは半額とかだけど、何せ品数が少ない。羽根布団も羽枕も1つも置いてない。
Walterって家から遠いのに〜〜! バス乗り継いで行ったのに〜〜!!
全く収穫が無いまま、完全なる敗北。

なので翌日Jupiter Centerなる別の家具センターに行く。
布団を選ぶにあたり、まず素材を見る。が、分からない。
「綿、ポリエステル」とか書いてあるけど、その前の単語がわからないので、カバー生地の素材なのか詰め物の素材なのか。
そもそも品質のデカい表を見ても、値段と綿、ポリエステルって単語しかわからない。洗濯機丸洗いOKとかさ、いろいろ書いてあるはずだとは思うんだけど。

それから、いろんなマークが描いてあるんだけどそれぞれの意味もわからない。
このゴチャゴチャ線が描いてあるのは何だろう???と不思議に思いながら隣のセクションを見たら、同じ位置に羽のマークが描いてある。
ふむ、どうやらこのゴチャゴチャ線のマークは綿を表示してるらしい。
で、この隣のが羽根布団か。
羽根布団セクションは重さが書いてあるんで、軽いのがいいな〜なんて探してみると、めっちゃ分厚い。薄い羽根布団は重い。薄型で軽いのって無いの? 無いの。

適当に折り合いをつけて選び、デカい買い物袋を提げて家に帰ったら。
マンション入り口のドアが閉まってる。
というか、鍵がかかってる。

私、このマンションの住人なんですけど。
つか、名義人なんですけど。
要するに、オーナーなんですけど。

  何  故  私  が  入  れ  な  い  ? ? ?

数週間前からオートロックを取り付けてたのは知ってたけど。いや厳密には数ヶ月前からか。
でもある日突然鍵かけるって酷すぎないか?

我が家のすぐ隣でもう1つ新しいマンションの建設を同じデベロッパーがやってるので、そこのプレハブ事務所に向かう。
が、途中でセキュリティのおっさんに出会った。管理会社から派遣されてる制服のガードマン、24時間ウロウロしてるの。

「自分の家に入れません。」と、訴えたら平気な顔して
「事務所に鍵取りに来て下さい」と言われる。

「はい、身分証明書出して〜」(所持してなかったらどうするつもりだったんだ!)
「はい、ここサインして〜」(もっと何か説明しろよ!)
「はい、これがロック解除の暗証番号ね〜」(紙切れに手書きかよ!)
「あ、部屋番号間違えた、それもっかい返して」(番号暗記しちゃったよ・・よその家のなのに。)

ここで、住人に何の連絡もなく鍵かけた事について文句言うべきか迷ったんだけど、どうせ肩すくめるだけで謝りもしないだろうし、「次回」があるわけでも無いし、(あったとしても私が文句言ったところで改善されないだろうし)なので止めておいた。

以前の私なら確実に文句言ったんだけどねぇ。
文句言っても何も変わらない、という状況が続くと「あきらめ」ってのが身に付くのかもしれない。
明らかにコチラには落ち度が無くても、謝ってくれる事は無いしねぇ。肩をすくめられ続けると、ホント脱力。というか、凹む。
ポーで文句言うってのは、事態の改善を目指す時じゃなくて、「文句言ってやった」という満足感を得るためのみなのです。
今日は自分の中で怒りより凹みが先行しそうだったので、そのまま帰ってきた。

羽根布団はクロゼットの上段に隠す。
が、速攻ゲラ夫に見つかっちゃった。普段自分の目が行かない所=ゲラ夫も見ないってワケではないのね・・・。
つーか私が常にクロゼットの整理をちゃんとしてればゲラ夫が手出ししないから安全だったんだろうけどさ。


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