2004年07月16日(金) |
「私は大バカ者です。」 |
散歩してたら、10センチ四方くらいのステッカーが貼ってある車が目に入った。ステッカーは運転席の横の窓に貼ってある。
「私は違法駐車をする大バカ者です。」
ああ、これが噂のかぁ。 ワルシャワの一部の地域でやってる、違法駐車の警告方法。 市が行ってるわけじゃなくて、マンションなどの住民管理組合がやってるらしい。って事は、いわゆる「私道」にあたる所でやってるのね。 レッカー呼んだり、車が発進できないようにタイヤを固定したりってのは時間も手間も金もかかりすぎる。 が、ステッカーなら超簡単。値段も激安。
そしてこのステッカー、ただのシールじゃないのですよ。 特殊加工の糊を使ってるんで、ちょっとやそっとじゃ剥がれないの♪ これまた特殊な薬品を使って糊を溶かさないといけないから、車の整備工場とかまで行かなきゃいけないらしいよ。 いいじゃんねぇ。うちのマンションでも導入してほしいなぁ。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 今日はゲラ夫の同僚、スワベックさんの話。
毎朝の通勤時、スワベックさんがいつも不思議に思ってたことがある。 それは渋滞するワルシャワの道路の中でも更に渋滞の激しいエリアでのこと。 左折する車がみんな、もう1本先の交差点まで行ってUターンして、右折してる。先の交差点だってメチャメチャ混んでるんだし、みんな何で素直に左折しないんだろう? そして毎朝ヒマそうにパトカーが道路脇に待機してるのは何なんだろう?
そこでスワベックさん、ある朝その道を左折してみた。 速攻でパトカーが寄ってくる。 「ここは左折禁止だよ〜!標識見て無いのか〜!」 嬉々として駆けつけるお巡りさん達。 「え、左折禁止の標識なんてありませんでしたよ。」 「確かに見づらいけど、ちゃんとあるんだよ〜標識♪」更に嬉々として答えるお巡りさん達。
結局スワベックさんは減点4に罰金100ズロチ、約3300円だけど、体感金額1万円と言ったところか。
スワベックさんの教訓: 毎朝パトカーが待機してたのと、誰も左折しなかったのは、あそこが左折禁止だからだ。
スワベックさんは、随分体当たり的な学習方法がお好みのようです。
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