ゲラ夫のパスポートを取りに行ってきた。 ゲラ夫の住民票はクロスノという小さい街に置いてあるので、そこの市役所へ。 ワルシャワから南に300キロ程行った所にゲラ夫の実家があり、更に60キロ南に行くとクロスノ。但し、ゲラ夫実家からクロスノまでの道が狭い上に山道なんで、前に長距離トラックがあるとなかなか追い越せなくてイライラする。道が混んでるわけではないんだけど、トラックやら地元のトラクターやら馬車やらが追い越せなくて(反対車線に出て追い越すしかないんだけど、カーブでは無理)60キロの道のりに2時間半かかる。むぅ。
クロスノの市役所では全然問題なし。ポー内のお役所で唯一トラブルなく手続きができる。遠いのが難だけどねぇ。 クロスノから20キロくらいでスロバキアの国境なんで、ついでにスロバキアにも行く。 毎度の事ながら、スロバキア国境でトラブル。2年前くらいから、日本人はスロバキアのヴィザ要らなくなったんだけど、この国境ではその事を知らないらしく、いろんな所に電話しては誰も電話に出ないとかで(ポーと一緒だ!)しばらく待たされる。別にボーダーコントロールの人達、嫌な奴じゃないからいいんだけどさ。
ポーって国は、延々と平原が続いて景色にあんまり変化が無いんだけど、唯一南の方に来ると山岳部なんで新鮮な風景。スロバキアはその山岳部の続きの風景。
スロバキアって、道の狭さや凸凹さ加減も、人の体型や顔つき、ファッションも、食べる物もポーと殆ど変わらない。だけど喋る言葉はスロバキア語。当たり前なんだけどやっぱり感動。陸続きなのに国境という線を越えただけで、違うのね〜。
これがドイツ国境とかだとそれ程感じないのかもしれない。ポー人とドイツ人って見た目も気質も随分違うから、「別の国だし当たり前じゃん」と素直に思えるんだけど、スロバキアってポーにめっちゃ似てるからかえって違和感。スロバキア語とポー語もよく似てて、お互い自国の言葉喋っても通じるから余計に「国境って線って偉大だなぁ」と思っちゃうみたい。
スロバキア人っていい人達ばっかりな印象がある。道尋ねてもレストラン行ってもみんな親切。逆にスロバキアで見るポー人は最低。ま、観光客ばっかだし、ポーより物価の安いスロバキアにバカンスで来てるんだから横柄な人が多いのもわかるけどさ。ポーに居るポー人より全然タチが悪い。
スロバキアには実は単にランチしに行っただけなので、国境近くの町でレストラン探して、屋外のテーブルでゆっくり食事。家族経営の小さい店で、小学生の娘とかも手伝ってて微笑ましい。 隣のテーブルの客がてっきりスロバキア人だと思ってたらチェコ人だったり。ウェイトレスの子どもが私の事見に来て、ウェイトレスのおばさんが何度も子どもの手引っ張ってったり。 料理がなかなか出てこなくて(1時間近く待った)、でもノンアルコールビール(←ヘタレ)飲みながら優雅な時間を過ごす。
注文したのはチキンストロガノフと、クネドレ。クネドレって中華まんの具無しみたいなやつ。スロバキアに行く度に食べる。旨い。 ゲラ夫はチキンカツとローストポテト。デザートにアイス。 ポー貨幣での支払いOKで嬉しい。 スーパーでクネドレとスロバキアビール(だと思ったらチェコビールだった)をカードで買って帰る。
次回はスロバキアの山歩きしたいなぁ。
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