色気





ふと目に留まったウィンドウディスプレイ。
どこかのアパレルメーカーとアーティストのコラボ。
私は写真を撮っただけ。
アーティストの名前を調べると、大谷リュウジさん。
先日書いた、digmeoutのメンバーだったことを知った。

PCの画面で見るより、実物のほうがずっと迫力があったのは当たり前。
自分の目で見る機会があったことに感謝。
実は、digmeoutを知る以前に、この写真を撮っていた。
商業主義的といえば聞こえは悪いけれど、かっこよければそれでいい。

私の思うかっこよさには、色気も含まれる。
色気とはなんだろう。
日本画の技法で描かれた、裸婦の絵があった。
女性の裸なのに色気がなかった。
モデルのポーズは挑発的だったにもかかわらず、面白味のないものだった。
はっきり覚えていないけれど100号近い大きさだったから、
ひたすら迷惑が先に立ったせいかもしれない。
作者に色気がなかったからかもしれない。
(身内の作品なので遠慮無しです。)

モノに色気を感じるように、人にも色気を感じる。
彼と初恋について話した。
彼は若かった頃の私を見てみたかったと言う。
若かった頃の私は、全く異性から異性として見られなかった。
一緒にいて楽しい友人、仲間。
異性が感じる女としての色気がなかったんだろうと思う。
今はどうなのかと考えれば自分ではわからない。
性格が丸くなったわけじゃなく、相手の話に微笑みながら
相槌を打つ一方でもない。
彼がいいと言ってくれるんだから、何かしら彼に見えるものは
あるのかもしれない。
万人受けはきっとしない。

私がとても色気を感じたのは、今は亡き太地喜和子さんと
映画「羅生門」の中の京マチコさん。
同じ女なのに、ドキっとする艶やかな色気を感じた。

2005年08月26日(金)

初日 最新

Copyright(C)2004- you All Right Reserved.