愛だけでは生きていけないけれど
彼から電話。
 今から呑みに行ってくるね。
呑むと必ず電話があるから、きっとかかってくると
思ったら、やはり数時間後にかかってきた。
呑むと声が聞きたくなると言ってくれたのが嬉しい。

今、こうして毎日のように話せる。
私がいるのが普通になったと彼は言う。
いなくなることは、もう考えられないと言う。
私がいなかった去年が、信じられないと言う。
私もそう思う。

*** *** *** *** ***

やまから久しぶりにメールが来た。
連休の前半、ヒマだからデートしてよと
メールした返事。
滅多にないことだけど、深刻な内容だった。
妻が欝で通院しているそうだ。
医者の診断は、家事育児をしないこと。
だから、やまは平日は深夜まで仕事、そして休日は
家事育児をしているらしい。
アルコール依存から、欝。
やまは次々に不運に見舞われている。
で、連休は帰省するのでデートできないとの断りだった。

 何もかも投げ出して、私のところへ来たい。
自分だけでなく、周囲にいる人までが次々に難病に罹り
妻が酒乱で暴れている頃、やまからメールが来た。
それでも、なぜか電話してこなかった。
私も電話しなかった。

今、気の毒だなと思うけれど、心は傾かない。
私とデートして、笑える時間を持てるなら
それが最大限の私にできることだと思う。

*** *** *** *** *** ***

先週から、あるブログを読んでいる。
そのブログに対して私が密かに名づけたのは、
「不倫と離婚の経済事情」
詳細かつ具体的に金銭的なことが書かれている。
大変参考になる。
だけど、あまりにもお金のことで埋め尽くされている
ので、驚いてしまう。

誰にでも事情はある。
お金の話を避けては通れない。
ただ書くか、書かないかの違い。
私的な金銭事情を「世界発信している」ことに
気づかないのだろうかと思ったり
いやいや、読み物としては大変楽しいと思ったり。
自分を振り返って、反省する点も多々ある。

そして、私がここで「詳細に書く」かといえば
絶対に書かないだろう。
書くとすれば、国民年金が値上がりしたことくらいかな。
のらりくらりと交わすのが上手な政治家さんたちは
こういう問題は即実行すると、感想を述べるにとどめて
おしまい。

このブログを彼に教えた。
読んでいると他人事だとは思えないけれど
こういった内容を彼女が書いているのを
彼氏が知っていて、止めさせられないのはおかしいと
怒っていた。
確かに、愛する相手を貶める行為でもある。

2005年04月28日(木)

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