飛躍ばかりの連想
少し前、どこかでweblogを借りようかと思った。
辛いだの、切ないだのばかりの恋愛日記では
這い上がれない。

blogが日本に入ってきて1年くらい?
意見や議論が、どんどん我を通すことになっていく。
子供のケンカと違って、もてる限りの語彙を駆使するから
タチが悪い。
そんなものをちらりと横目で見ながら
白熱してますな、いつになったら収集するの?と
冷めてみたり、野次馬根性丸出しで経過を追ったり。

だけど、絶対に参加しなかった。
火に油を注ぐ愉快犯的な楽しみ方や
お祭り騒ぎのノリに、関心がなかったから。

心の中がどれだけぐちゃぐちゃでも
毎日は淡々と何の変化もなく
人と接することなく過ぎていく。

交流ってものが懐かしくなったから
仲良しごっこじゃないけれど
殺伐した雰囲気のない場に行ってみたかった。

私が何かを書こうとするとき
人からの影響が大きい。
だけどそれは、誰かの書いたものを題材にして
トラックバックするようなものじゃない。

私が何かを感じると、私の過去の出来事が浮かんでくる。
だから
キミのそれに関して、私はこう思う的なことはできない。
だから、blogはやってない。


小学生の頃、かばちゃんがいた。
顔がまるで、かば。
最近テレビでよく見る、kabaちゃん。とは似てないけど。
髪型は私の記憶にある限り、
ずっと片桐はいり、もしくはわかめちゃん。

お勉強は、私の理解を超えるほどできなかった。
この女の子と、学校の中でも外でも遊んだことはない。

だけど、私は彼女の大ファンだった。
かばちゃんの声は、とても穏やかで暖かかった。
子供特有のキンキラ声じゃなかった。
女の子の細く高い声じゃなかった。

彼女が話していると、眠りそうになってしまうくらい
心地よかった。
国語の時間、教科書を読むようにと、
かばちゃんが指名されるのを、毎回期待した。

岸田今日子の声だった。

かばちゃんの朗読は、息継ぎも、抑揚も完璧だった。
お勉強ができない子だったので、読めない漢字も
多かったけど、全く気にならなくて
いつまでも読んでいてほしかった。
聞き惚れている私の顔は、いつも呆けてたと思う。

天性だなと思う。
気持ちが穏やかで人と争うことがなく、
ゆったりした性格だったから、それが滲み出る声質だったし
話し方、読み方だった。


こんなことを思い出したのは、私のように毎日コロコロ
変わる心境につられ、書き方が変わるのとは正反対の
穏やかな、いつも抑えた文章に触れたから。

人の書いたものを読んで、連想ゲームのように
次々に浮かんで思い出す。
これはトラックバックするようなもんじゃない。


***  ***  ***  ***  ***  ***

選挙の応援がうるさい。
で、私は妻として応援しに来ましたと
オヤジ声を出す女性議員を真似てみた。

君が、バカ受けした。
 
  すっごい似てる!
  もう1回やってみて

アニメ声で笑い転げ、バスガイドで吹き出し
ついに女性議員・・・
君と知り合ってからだよ。
こんなことしてみせるのは。

彼はこんな私を知らない。
彼の前では一度も見せなかった。
自分でも忘れてた、隠れキャラだ。

***  ***  ***  ***  ***  ***

以前からわかっていて、ほったらかしにしていた。
IE FOR MAC の表示。
テーブルの下に隠れて、書いたものが
崩れて重なって表示する。

WIN版IEでも、NNでも
MAC OS XのSAFARIでも大丈夫なのに。
MAC版NNは、落としてないからわからないけど。

昨夜は、気分転換に、ソースを見直した。
少し変更したから、直ったはず・・・
こればっかりは、会社に行かないと確認できないけど。

夜遅く電話してきた君に言われた。

  仕事してないと、生き生きしてるね。
  元気そうじゃない?
  ねぇ、仕事中に、今みたいにテンション上げてよ。

  休日の予定が何もなくても、週末の夜は嬉しいの。
  意味なく解放感なの。

  明日の予定は?

  ヒミツゥ

  やっぱりテンションおかしいよ

  ほっとけ

  明日電話するね

  しなくていいよっ


***  ***  ***  ***  ***

穏やかでおおらかで、ゆったりした性格になりたい。
かばちゃんみたいになりたかった。
ほんの少しだけ、今は、かばちゃんモードに入ってる。

2004年07月04日(日)

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