荒れ模様
彼が読まなくなって、今日で3日。
このまま消えていってしまうのかと
心にぽっかり穴が空いた。
他人様の1年半分の日記を、読ませていただいた。
日によって書き方が変わり
感情の起伏が激しく、まるで自分が書いた
別内容のものを読んでいるような錯覚。
ココで書いていなければ
私が以前書いていたところならば
毎日大変なアクセスがあると思える内容。
だけどアクセスが増えると共感が増え、
それに比例して、誹謗中傷
押し付けがましいお節介も増加する。
だから、ココでゆっくり書き続けてほしいと思った。
私の半生に重ね合わせ
日々の感情の起伏の激しさに、重ね合わせた。
急降下する、急上昇する。
今日は沈んでいても、次の日はきっと爆発する。
長いスパンで、澱のように徐々に溜まっていく不満。
突然の思いがけない喜び。
こんないいところがあったんだと反省する日。
やっぱり彼が好き。
もう何もかも投げ出したい。
だけど投げ出さず、人生を下りることなく
続いていく
続けていく
似たような感情に出会うと
自分だけじゃないという、ほんの少しの安心感。
そして、こんなオンナはどこにでもいる。
こんなハナシはどこにでもある。
珍しくなんかない、ありふれた人生だと思う。
*** *** *** *** ***
私がもし彼のところにいたなら
こんなふうな経過を辿るだろうか。
私がここにいるのは遠回りをしてるだけじゃないだろうか。
戻りたい、戻りたくない。
私一人が勝手に思っても、相手のある話だから。
複数のオトコを、あれこれの場面で比較する。
君がこう言った、彼ならどう言うだろう。
彼はあのとき拒絶した、君は受け入れた。
*** *** *** *** ***
私は、二人のオンナを憎んでる。
一人目は
もっと私に甘えて欲しかった
こんなキショク悪いことを言ったオンナ。
このオンナのしたことは
私の前で、彼とのことを心配し
私の気持ちを気遣い
私の身体を思い遣り
そして
全く別の場所で、別日記の中で、私たちをネタにした。
あの二人は絶対うまくいかない
なぜそう思うか、えらく熱く語ってくれていた。
ほんの偶然に私が見つけて、大喧嘩になった。
自分のことを棚に上げて、と言うと
棚に上げて何が悪いと開き直った。
私たちのしてることを、人と一緒にされたくない。
あんたたちなんかと同じじゃない。
こう言い張った。
そして、自分の言うことを聞き入れず
頼らない私が気に食わなかったんだろう。
最後に彼女が泣くように言ったのが
もっと私に甘えて欲しかった
キショク悪いオンナだと心底思った。
あなたは私の母親か?
私を庇護したかったのか?
二人目の彼女は、きっと罪が無いんだろう。
毎日、読んでいる日記の主人公の片割れが目の前にいる。
ハーレクインロマンスかなんかと勘違いしたのか。
ナマのワイドショー気分だったのか。
この人、知ってる〜って、目をキラキラさせたのか?
彼がどんな性格か、きっと誰にも理解できない。
彼女の中で作り上げられた、私が美化したオトコ。
自分が見境なく惚れてしまった男だから
いいように書いた。
こんなくだらないオトコに惚れるオンナ。
誰にも絶対に言わせない。
残酷で冷酷で小心者で、キレると意識が飛ぶ男。
自惚れが強く、自意識過剰。
人の言葉の裏を読めないオトコ。
劣等感の塊が裏返しになって、感情を出さない男。
彼の弱さ、脆さを見たのは私だけ。
だから、私は書いたものを隠し続けた。
だから書けない状況に追い込んだ
見知らぬオンナが憎かった。
*** *** *** *** ***
刺激的な毒は魅力的だから。
平凡で穏やかで、単調な毎日は、すぐに飽きる。
夕凪は、心を落ち着かせるけど、オモシロくもなんともない。
あれだけ欲したのにね。
疲れ果てて、痩せ衰えて
何も見えない未来に絶望したのにね。
*** *** *** *** ***
君は嬉しそうだったね
珍しく従順だね。
従順?
はいはいと、なんでも言うことを素直に聞く女?
お門違いです。
めんどくさいから、言っただけ。
2004年07月03日(土)
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