|
2005年08月11日(木)
社員になってわずか1ヶ月とちょっとで、会社に行くのが億劫になりました。 いえ、高校生の頃、軽い登校拒否でしたが、学校には欠かさずに通っていました。 4時間目頃に目を覚まして6時間目頃に学校へ着き、放課後の部活にきちんと出席して帰っていました。 学校に着く時間がどうずれ込んでも学校には居ました。 テレビでよく見るように、気が着いたら河原に居たとか、仕方無しにゲームセンターに居たとか、そういう事が無く、気が付いたら学校の前って言うタイプだったので(笑)、本能的に会社へ来てしまうので、仕事してるのが何となくつまらないと言うか、意味も無くしんどくなったと言うか。
早出になっても、来てるし、休みも特にしないし、真面目に仕事してるし、それなのに間断なく心配事がやって来そうなこの気持ちの不安定さは何だろうと思います。 鬱が始まったんじゃないだろうなあ。もうすさまじい姿に陥った友人を何人も見ているので気鬱になるとすぐ心配してしまいますが、長く悩めない性格なのですぐ仕事に没頭してしまって、まあ、心配はなさそう。
でも、ふっとした時に何となく、こんな感じが毎日続くのかなあと思うと、一瞬嫌になります。
本物になりたくないので、こういう気持ちが続かないように心がけます。 気をつけている内は大丈夫かな。 何より、鬼さんを嫌いになりたくないので、こんな気持ちが続かないように考え方を改めなくてはなりません。 と言うか、やはりそれでも尚、つばさは鬼さんにびびって居るのでしょうか。 ものすごくきちんと話し合いたいと思うのに、全然きっかけが思い浮かびません。 世間話をしようにも、くだらない話が嫌いな人なので、何を面白がるのかも解からないし、考えているうちに面倒くさくなります。
いいや、もうユーザの事だけ考えてれば。 いやいや、元より、そうして居たいのに!(`×´) プンプン!!
家に帰ると、彼女はお盆休みに入っていて、今日はやたらみはえるが大人しいのだと言います。 薬を与え始めたら急に骨皮になったので、昨夜お姉ちゃんに2回が強過ぎるのかもしれないから1回にしたら?と言ったばかり。 「死んでたりしてね」 彼女が冗談を言います。 つばさが帰るような時刻ですから、既にお姉ちゃんは寝ていて、彼女は夜更かしの最中ですが、さすがに何の音もしないので彼女がかごを開けました。
「みはちん死んでるよ」 え? 彼女の手のひらで、みはえるは動きませんでした。 虫の知らせか何か、本当に1分か2分か、そのくらい前に息を引き取ったのでしょう。 小さいながら温かく、柔らかい亡き骸でした。
彼女と二人、じっと見つめます。 「こら起きろ」 解かっていて言います。彼女が笑って、「いや、無理だから」と言います。 「大丈夫か、つばさ、大丈夫か」彼女はおどけます。 解かっています。解かっているのです。 「お姉ちゃんに教えて来なさい」 「うん」
お姉ちゃんは、「え?なんで?」と言ったきりだったそうで、降りて来ませんでした。
東京新銘菓に「東京ばなな」と言うのがあります。 食べた後のトレイにみはちんを乗せると、ぴったりの棺のようでした。 みはちんは頭の半分に急激に腫瘍が出来たようで、盛り上がって形が崩れていました。 死因を見つめたいつばさと、きれいに寝かせてやりたい彼女と意見が分かれましたが、明日お姉ちゃんが降りて来て見るだろうからという事で、きれいな方を上にして寝かせ直しました。眠っているようで、また「起きろ」と言ってしまいました。 死後硬直が始まるのも遅く、本当にたった今亡くなったのです。 彼女は、つばさが悲しみ過ぎているのではないだろうかと心配して、「いや、起きないって」と笑いながらツッコミを入れます。
亡き骸をどうするかを話して、大家さんに内緒で庭に埋めるのが良いだろうと言う事になりました。
頭の良いねずみでした。 放し飼いにすると、気が済むまで走り回るとコタツの中で寝ました。 夏になってもしばらくテーブルとして使っていたコタツに良くもぐりこみ、何故かいつもつばさの足の近くで寝ていました。 籠に帰りたくなるとつばさの足指を軽く噛んで、サインを出しました。 コーヒーも好き、チョコも好き、人の食べるものなんでも食べて、本当にペットらしいハムスターでした。
今年の夏は暑くて、越せなかったんかな。今日、本当に暑くて。 医者に連れて行かせなきゃ良かったのかな。薬を与えなきゃ。 寿命だから仕方ないのかな。 短命なのは解かってたけど。大人になってから来たから、仕方なかったんですよね。
|
|