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2005年07月14日(木)
昨日の今日で。 業務改善の問題点の洗い出しとか、任せてもらったはずなのに、朝のミーティングでもう鬼さんから指示が出ました。 その指示は具体的には悪くありません。 要するに先輩がいた時に、つばさがやっていた役割をルキさんがやると言うそれだけです。
しかし、それをブースに持って帰った事は問題でした。 つばさ自身も「お前口出すなよ」と思っていたのですが、だけど指示は間違ってはいないし、本人も了解済みだと言うから持って帰ったのです。 全然了解してはいませんでした。
派遣のルキさんは本音で話していなかったと言う事で、鬼さんは都合良く解釈していたと言う事で、結局つばさの大嫌いな思惑あっちこっちがあった訳です。 論理的に話す事も、意外と我もはっきりしているルキさんですが、プレッシャーには弱いと言う典型的なA型で、きっぱりと異を唱えました。 「うん。でも取り敢えず今日からこれでやって」 と言うと、新人さんが、 「朱鷺野さん、上の言いなりですか」 と言いました。
長く、この日記を読んでいる方なら、この言葉がどれだけつばさのプライドを傷つけたかご理解いただけますでしょうか。
「言いなり」 つばさが最も嫌い、最も軽蔑する「言いなり」と言うお言葉を事もあろうに新人さんからもらった訳です。 こんな感情的な人に。
ものすごく腹が立ったので、でも小さな声で(笑)。 「いいから大人しく言う事聞けよ!」 と吐き捨ててその場を離れました。
面倒くさい。確かにこの人達は、直接管理する厳しい人がいないブースで、少し増長している。 気を使って何とか動かしていたと言う部分が、認められていると言う勘違いを起こさせたのは認めるけども、少しわきまえろと言う感覚がつばさにも起こりました。
その足で社長秘書さんのところへ行きました。 この気持ちをぶつけるには鬼さんは適していないと判断したからです。
何をどこから話したら良いんだろうと思って少し話し始めたら、優しい口調の秘書さんに堰がほだされ、泣き出してしまいました。 話そうと思えば思うほど嗚咽が出て来てしまって、40にもなって仕事中に泣き出すなんて恥ずかしい、でも止めようにも止まりません。
事が尋常でないと気づいた秘書さんは、出張中の社長のブースにつばさを座らせ、どうしたのかと言います。 「人の上に立つのは初めてなので、どうしたらいいかわかりません。このままではみんな辞めてしまいます」 泣きながらも若干の謙遜はしました。 つばさ自身がここまで追い詰められているので、そんなに気に入らなきゃ辞めてくれてもいいよ、と言う気持ちは既にあったのです。 しかしそれが何の生産性を生み、どのくらい建設的なのかを考えると自分を引っ込めるべきだとしか思いつかなかったのです。
秘書さんは、意外とものすごくいろんな事をその肩に背負わされていて、忙しい人なので、業務時間中に話を聞き続けるのは無理だと言いました。 業後に時間を取ってくれる約束でつばさは10分足らずでそこを離れました。
そのままトイレへ逃げ込みました。めちゃ泣きしてますから戻れません。 ものすごい怒りと言うか悲しさと言うか、そんなものに体中が包まれて、トイレから出られません。 15分か、20分くらいで何とか静めて、顔を洗い、眠そうな程度の顔になってからトイレを出ると、なんか知らないけど、最近来た役職者が缶飲料を握らせてくれました。 1フロアの中で起きた事ですからまあ、誰にでも気づかれるかもしれませんが。
席に戻ると、鬼さんに向けて、メールを書きました。 派遣社員は兵卒ではなく、傭兵であると。契約で戦うので、兵卒のように言えばいいものではない事を。 そして派遣制度と言うものを理解するように書きます。
業後、サポートのみんなが帰ってから、秘書さんはわざわざ自分でコーヒーショップからコーヒーを買って来てくれて、別フロアの会議室で話を聞いてくれました。 つばさは、会社が派遣制度を理解せずに派遣を雇っている問題点と、上職へのその教育不足は会社の責任であり、鬼さん一人の問題ではない事を告げました。 しかしこのままアルバイト扱いで厳しく物を言われれば、派遣はみんな更新をせず、事実上ブースはつぶれ、偶然つばさと話せたお客様や、何ヶ月ぶりかでメールをもらったラッキーなお客様しかいなくなり、それはサポートとは呼べないので、自分もこの会社を去るだろうと言う事を話しました。 「せっかく社員になったのにねえ」 クールに秘書さんは笑いました。この人、怖いわ(笑)。
フロアに戻ると、つばさ達は非常に他の事業部の人達に注目されていました。 んー。密かに事を進めていたつもりだけど、もう広まっているのか。 まあ、めったにこの会社で業務中に泣く人なんて、いないだろうからね。
そうして、つばさの深夜までの労働は続くのでした。
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