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2005年07月04日(月)
何かあるごとにざわざわする気持ちを打ち消しながら、好意を示してくれるすごい人に近づくチャンスと言うものをせっかく得たんだから、何とか努力をしていました。 怖がっているだけでは意味がないと決断したのも事実で、その直後の正社員昇格でした。 しかし、過剰な讃美に油断が出来なかった理由は、やっぱり形になって顕れて来ました。 鬼さんの「この人はすごいよ」と言うつばさへの讃美が本物なら、つばさはもっとのん気に「運が向いて来た」と言ってたでしょうから。 しかし運が向いて来るには運が向いて来るなりの理由があるはず。 運が向いてくる要素は無いなと思っている時にやって来るチャンスには要注意です。
そう思って日々過ごしていたけれど、「ああ、来たか」と思わせる一件が起きました。 服装にどんどん煩くなっていた鬼さんは、男性陣はある程度納得行くレベルまで来たと思ったのでしょう。 次は女性陣と思ったようです。 つばさの服装にも直接言うのではなく、からめ手で来ました。
サポートに制服を導入すると言う。
4人しかいないのに。
直接言ってくれ。お前の服装はみっともないと。 明日から会社に来るなと、つばさに言ってくれ。 その連帯責任的制裁のような提案は、おそらくものすごい抵抗が来る。 頼む。うちのメンバーは正社員じゃないんだから。
しかし鬼さんは意見を聴取する間もなく制服カタログを取り出し、秘書的業務をこなして来た電波姉さんに「選ばせて」と投げたのです。
そう。 制服にすれば、つばさがまず助かります。 つばさの普段の服装から考えて、「明日コシノで来い」と言えない事は解かるでしょう。 だから制服はきっと、つばさを中心に考えた思惑だと、今でもつばさは信じています。 しかし取り立てて服装が崩れているとは言えないサポートメンバーの私服にそういう形で入っていけば、絶対納得は行かないはずです。 なぜならサポートメンバーよりも気崩した服装の社員はいるからです。 スーツメインの会社だから気崩してと言っても、Tシャツ穴あきジーンズなんかいるはずも無いのですが、派遣だけのうちのメンバーは気を使って、少なくとも先輩よりもオフィスっぽい服装です。 ちゃんとしろと言われるほどに遠くなってしまう先輩よりも、全然まとも。 だから、つばさにピンポイントを当てるべきなのに、何を遠慮してるのか不気味なのですが、制服案です。
当然、先輩がそれをメンバーに伝えると、反発が。 大体派遣社員に会社のポリシーを強制する事自体がナンセンスなのに、何故素人のような事を言い出すのか、やっぱり年相応に遅れてるのかと、つばささえ納得していない事ですから、みんなも納得しない。 先輩も鬼さんの言い出した事を甘く見ていて、「じゃあ、みんなの意見を日報にでも書いて」と折れました。
思いつきかと思ってた。 その時はつばさも。 でも、事は思った以上にリベラルな話ではなかったようです。
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