Wings of Times〜時のつばさ〜
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Wings of Times〜時のつばさ〜

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Wings of Times−つばさの日常と心象風景
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2005年05月04日(水)  
ジャージー牛と戯れる

つばさがこの山中に居たのは、もう30年近く昔の事です。
近隣の村へ行くのにも何時間も車でかかりました。
幼い日の記憶は、どんどん薄れて来ています。
以前に書いた胎内記憶系の事も、だんだん薄れてきていると言うのも事実。
正直、屋号の呼び名も忘れたし、祖父母の家は雑草に覆われていたし、同じ姓の隣家は無くなっていたし、そういう風にも変わってきています。

蒜山に20分で抜ける道が出来ている事自体が驚き。

昔、そこから先には人家が無いに違いないと思っていた道の先に、その連絡道はありました。
実際、道しかないんだけど、トンネルを建設中である事から考えて、この小さな村はまだまだ高齢化社会を恐れず発展を諦めていないのです。

ちょっとそういうとこ逆に怖いんですけど(笑)。

昔、山間部から学校に通っていた子達は冬に道路が雪で閉ざされ、なおかつ山を降りてくるのが危険なため、「寄宿舎」と呼ばれる寮に冬季だけ居ました。
今思えば、寮でもあるし、小中学生だけで暮らす訳だから、やさぐれる理由もわかるんだけど、「寄宿舎」に入る子は嫌な子達だと言う印象を持っていました。
ある意味全く親から離れると言うのも魅力に感じました。
しかも向かいに校門があるため、つばさが子供の頃から悩んでいた遅刻癖にも助け舟のような気がします。

そんな記憶の対象である寄宿舎はなくなっていて、遠めにもそこははっきり読み取れる保育園の文字が。
じゃあ、向かいの保育園部分は何に使ってるの?と思いましたが、あんまり彼女がつばさの田舎には興味が無いので、確かめにも行きませんでした。

土産物屋のおじさんが言うように、その道から開けた山景色は風光明媚でした。
いったん車を降りて、観光案内の掲示板などを見たり。
つばさは気づかなかったのですが、彼女が言うには、道をわざわざ降りて、盆地になっている原っぱにピクニックしている親子連れも居たそうです。
記憶にある蒜山は遠い観光地です。
30分くらいで、蒜山高原のど真ん中に着きました。

国民休暇村側ではなくて、彼女が目的のジャージー牛と戯れる方へ行ったので、つばさの幼い頃の記憶と合致する景色はほとんど見られませんでした。
あの時は北海道でも海外でもないのに、でっかいトーテムポールが迎えてくれました。
でも今回はそこから入らなかった気がします。

せっかくジャージー牛乳の有名な蒜山に来たのですから。
彼女と二人がかりで乳製品全部制覇です。
ヨーグルト、ヨーグルトドリンク、ソフトクリーム、当然、牛乳。

キャー♪ o(>▽<*)(*>▽<)o キャー♪
うっまあ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!
こんなん北海道も小岩井も勝てねえぞ!

思わず代理店になろうかと思っちゃいました(。・w・。 ) ププッ。

美味しい牛乳を飲んだら牛と戯れに。
さすがにジンギスカンは普通の牛よりいいニオイさせてましたけど、食べませんでした。
オスだろうけどさ。こんな美味しい恵みの後に、さすがにね。

ジャージー牛は、普通の牛より小さいので、可愛らしい感じです。
観光客に慣れているので、愛想も良く、草を差し出せば食べようとしてくれるんだけど、大体人間が牛に慣れていない。
ガタイが大きな若造が女の子みたいにびびるから、最初は平気そうにしてた子供達がびびり始めました。
牛が逃げ出さないように柵は鉄条網なのです(有刺鉄線というやつね)。
びびって手を引くと牛さんのおでこにクサっと刺さるのです。

さすがに見かねて子供達に「あんまり怖がり過ぎて手を引くと牛さんの頭にその釘が刺さっちゃうよ」と言いましたところ。

子供は偉い(T-T)。
優しさと勇気にあふれている。
きちんと頑張って草を差し出し始めました。

しかし、勇気を出して手を出すと、草と一緒にべろんと手をなめられて行くから、こまるっちゃあ困るけどね。

キャーキャーゆうな、いちゃもん付けそうなガタイしてて、そこの若造!
楽しいのはお前だけじゃ、子供連れの親に迷惑なんじゃ、どっか行け。
お前の記念撮影のために牛はわざわざフレームに入るように寄ってくれてる(マジで)のに逃げるな、ボケ。

牛さんはカメラを持った団体が来ると、自らその前に寄って行き、満足したと見るとどこへともなく去って行きます。
ディズニーアニメみたいに美人の牛さんも居ます。

つばさはてっきり、国民休暇村なり、周辺の温泉に宿を取る方針だと思っていましたが、彼女と運転手からNGが出ました。
運転手はまあ、わかるけど、彼女に対しては、はあ?と思いました。

ここ、旅の終点ぞ?

日帰りで帰る気なのか?はあ?

普通一泊してもう一回散策してから帰るだろ?高原ぞ?

下調べは彼女の方が抜群にやっていたけど、やはり思い入れの度合いが違います。
文句も言わず、驚くばかりのつばさは、大人しく引き上げる事に同意しました。
烏取にあるハワイ温泉で日帰り入浴を探そうとしたら、急に彼女が宿泊を言い出しました。しかも蒜山には戻らないと言う前提で。
きっとつばさの落胆を見てだと思いますが、なんだその突然ぶりはと言う感じ。

しかし10年前は消滅するかと思われたハワイ温泉も、満室になるゴールデンウィーク。
土産物屋で紹介された個人旅荘は、深谷温泉並みのクラシック振りです。
広いけど、あんまりだなと言う部屋に通されましたが、運転手は車泊すると言うので人数が減った事を告げると、狭いながらまともな部屋に移されました。

おそらく2階の子供連れが騒ぐから交換なのだと。

鍵の無い共用の風呂に下見案内されましたが、風呂そのものは良い感じです。
映らないテレビが何台もある部屋に客を通しても、風呂は手を抜かないのがさすが温泉。
素泊まりなので、旅館の人に聞いて外食しました。
1200円か1500円で高い定食だと思ったら、3000円クラスの物が出て来ました。
写真に撮っておけば良かったです。
さすが海辺は違う。

食堂でやってた2時間ドラマの続きが気になって部屋で見届けていたら温泉に入る前に寝てしまいました(笑)。


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