ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2026年10月03日(土) 人生もまんざらではない

爽やかな秋晴れ。気温も28℃に留まり暑さも少し和らぐ。

最高気温ランキングを見ればやはり沖縄は各地で真夏日である。

最低気温は北海道の十勝地方で氷点下の寒さであった。

同じ日本でありながら北と南とではこんなにも違うのだ。


朝の道で久しぶりにお遍路さんを見かける。

70代位の女性でたった独りで歩いていた。

健脚に見えたが俯き加減に歩いており気になったが

タイミングが上手く掴めず声を掛けることが出来なかった。

「道中お気をつけて」その一言が云えない。


職場に着くとみい太が鳴きながら駆け寄って来る。

餌係のお客さんを待っていたが一向に現れず

餌を与えようとしていたら鉄工所のKちゃんが来てくれた。

「俺がやるけん」元々はKちゃんが飼い始めた猫である。

寒い冬が来る前に家で飼ってやれないものかと思うが

犬を飼っているので奥さんが許してくれないのだそうだ。


工場の仕事はまずまず順調で午前中に車検も完了していた。

義父が検査をしてくれて大助かりである。

お客さんが引き取りに来てくれまた新たな車検の車を持って来てくれた。

今度はワンボックスカーでまだ新しい車である。

来週早々に二台分の代金を支払ってくれるそうだ。


しかしそれは今日のことではないので何とかしなくてはならない。

預金残高は5百円、現金は僅か2千円しかなかった。

ほぼゼロであるがよくもまあやって行けるものだ。

同僚のお給料は週給制であったが先週から未払いになっている。

事情を話せば承諾してくれたが心苦しくてならなかった。

そうしたら義父も気になっていたのだろう。

エアコン修理の2台分を立て替えてくれることになった。

それをそのまま右から左へ同僚のお給料とする。

おかげで今日のところは一件落着となり救われたように思う。


ほっとしていたら例の故障車のお客さんから催促の電話があった。

仕事で必要な車なのでとても困っている様子である。

同僚は頭を悩ますばかりで未だ故障個所が分からなかった。

しかし今日は義父の知恵を借り少しだけ前へ進む。

中古部品が必要となり同僚は市内へと走っていた。

その部品で直れば月曜日には納車出来るだろう。

どうかどうかとひたすら手を合わすような気持だった。


定時では終われず少し遅くなって帰路に着いた。

義父が新米を精米してくれて車に積み込んでくれる。

「もう買わんでもええぞ」と云ってくれとても嬉しかった。

もう遠慮はするまいと思う。少しぐらいは甘えても良いだろう。


4時に帰宅。車からお米を下ろすのが大変で

腰痛持ちの夫は役に立たず娘が家の中に運び込んでくれた。

たかがお米ではない。義父の苦労の賜物である。

「美味しいねえ」と感謝しながら頂こうと思う。


今夜はめいちゃんのダンス教室があるので

お惣菜を買って来ておりすっかり手抜きであったが

娘は手間が省け助かったようだった。

5時半になるとめいちゃんの「行って来ます」の声がする。

ダンスが好きでたまらない様子がとても微笑ましく思う。


夕食後はまた夕焼け空を仰いでいた。

遠くに鰯雲が見えたが近くには真っ黒い雲が不気味に見える。

明日は雨だそうで雨雲がもう出番を待っているのだろう。


今週もやり切った感が半端なく心地よい達成感であった。

ゼロになればまた一から始めれば良い。

今日のように思いがけなく救いの手に恵まれることもある。

だから決して嘆いてはいけないのだと思う。

人生もまんざらではない。もっともっと愉快に過ごしたいものだ。


※以下今朝の詩


      空と海

  空が海ならば風は波だ
  その波間を魚が泳いでいる

  白い魚が紅い魚になる
  夕陽が落ちて行くのを
  引き止める事が出来ない

  やがて紺青の魚になる
  海に星が降って来るのを
  受け止めねばならない

  眠くなれば岩場に身を潜め
  珊瑚礁の夢を見る

  幸せでなくてもいい
  ただ寝息を確かめるだけだ

  朝になれば波が動き出す
  爽やかな秋の風である

  朝陽が射し始めると
  大きく深呼吸をする

  果てしない空である
  果てしない海である




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