山里は雨のち晴れ。市内では降らなかったそうだ。
標高が高く「今ノ山」に雨雲がぶつかるからだろうと思われる。
天気予報は外れ思いがけずに本降りの雨となった。
今日は稲刈りの予定だったが残念ながら延期となる。
早稲の稲の最後の稲刈りだっただけに残念でならない。
雨が止んでも稲が濡れていると機械が詰まるのだそうだ。
コンバインの故障にも繋がり大変なことになる。
早朝から義父の友人が手伝いに来てくれていたが
義父は徹夜で籾摺りをしていたそうで朝食も食べていなかった。
コンバインの準備をしていたら雨が降り出し憐れでならない。
午後には運送会社の大型トラックがお米の運搬に来てくれた。
何と12トンもの出荷であった。義父の苦労の賜物である。
義父の友人も手伝ってくれて無事に積み込むことが出来た。
やっと一息と思ったが義父は昼食も食べようとしない。
そのまままた籾摺りを始めてしまったのである。
さすがに倒れるのではないかと心配でならなかった。

会社の経理はどん底で今日は自賠責保険と重量税の精算があったが
何処からも入金はなくまた「奥の手」を使うことにした。
いくら嘆いても無いものは無い。武士ならば切腹であるが
そうそう簡単に死んでたまるかと思う。
「ドンマイ」なのか「ケセラセラ」なのか知らないが
何としても急場を乗り越えなくてはならなかった。
後は野となれ山となれである。「苦しゅうはないぞ」と思う。
急場さえ凌げばまたルンルンになりさっさとカーブスに向かう。
カーブスでは皆下の名前で呼ばれるのだが
今日は私と同じ「みかさん」が三人も居て愉快でならない。
「昭和の流行よ」と皆で大笑いをした。
帰宅すると「洗濯物係」の夫が「よう乾いたぞ」と知らせてくれた。
山里のあの雨は何だったのだろうと思う。
天気予報を見ていたら明日からしばらく雨のようだ。
復活台風18号と新たな24号が近づいていて
また大きな被害をもたらすのではと心配でならない。
稲刈りもしばらくはお預けとなるだろう。
台風一過の青空を気長に待つしかない。
義父は夕飯を食べただろうか。
どんなにか空腹で辛い一日だったことだろうか。
来月には84歳になる。私は義父に勲章をあげたくてならない。
※以下今朝の詩
心臓
とくとくとくと音がする 身体にはポンプがあり 血を送り巡らせている
さらさらの血でなければ 泥のように詰まってしまう 死に至るかもしれない 大きな不安であった
しかしその血が見えない 真紅の血であろうか どす黒い血であろうか 触れることも叶わなかった
ポンプが故障することもある 修理が出来れば良いが 再起不能になってしまうと もう手の施しようがないのだ
どうやら生きているようだ 夜明け前にいつも確かめる 大きく息をするたびに ポンプの動きが感じられた
守り続けたい一心で 胸にそっと手を当てている
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