| 2026年08月11日(火) |
明日の風を待ちながら |
雲が多かったが概ね晴れて厳しい残暑となる。
今日は全国で高知県が一番暑かったらしく
高知市をトップに江川崎、南国市と上位を占めていた。
高知市では「よさこい祭り」が行われており
踊り子さん達にもどれ程堪えたことだろう。
それでも笑顔を絶やさず元気に踊る姿は感動的である。
気掛かりだった台風15号は今夜関東に上陸とのこと。
暴風雨となれば不安な夜になるに違いない。
どうか大きな災害がないことを祈るばかりであった。

「山の日」で職場は休みであったが
例の中古車のエアコン部品が入庫する予定だったので
義父が一人で仕事をすると張り切っていた。
修理が完了すれば納車もしなければならず私も出勤する。
お客さんの初盆のお宅にもお供え物を届けなければならない。
義父も気忙しい事だろうと案ずる気持ちもあった。
いつも通りに出勤すると義父は工場の片付けをしており
ほぼ徹夜で今朝の4時半まで作業をしていたのだそうだ。
若者ならともかく高齢の義父の無茶ぶりに驚く。
2時間程仮眠をし夜明けと共にまた作業である。
工場は見違えるように片付いており随分と広くなっていた。
稲刈りが始まるとお米だらけになるのでもう大丈夫だろう。
10時頃、義父の彼女さんがやって来た。
まさか私が来ているとは思ってもいなかったのだろう。
一瞬戸惑っているように見えたが直ぐに打ち解ける。
働き者の彼女さんらしくせっせと義父を手伝っていた。
お昼にやっと部品が届く。宅配便も大忙しのようだ。
それから義父の手際の良いこと。二時間で修理が完了した。
直ぐに納車をと思ったがお客さんが外出中とのこと。
私が市内まで乗って帰って明日の朝納車することになった。
エアコンは完璧で最初からリビルト部品を使っていたらと悔やまれる。
利益は大幅に減ったがお客さんの喜ぶ顔が一番であった。
4時半に帰宅。育子先生の顔が目に浮かんだ。
今日はきっと会いに行こうと思っていたのに叶わなかったのだ。
自分で決めていたことなのに何だか約束を破ったような気がする。
もしかしたら待っていてくれたかもしれないと思うと
後ろめたくてならず自分を責めずにはいられなかった。
忙しさのせいにするなんて何て卑怯なのだろう。
そんな時にはいつも明日はあしたの風が吹くのだと思う。
出来なかったことも明日は出来るかもしれないのだ。
きっと爽やかな風に違いない。そう信じて眠ることにしよう。
※以下今朝の詩
影踏み
記憶の影を踏んでいる それは老いてからの 愉しみでもあった
走り回る影を踏む 頭だろうか足だろうか 痛くはないはずなのに 胸が締め付けられる
父の影母の影弟の影 かつて家族であった頃 しあわせの意味も知らず 全てが当たり前に思えた
影は笑わない影は泣かない
踏めば逃げる影を追い駆ける 降り注ぐ陽射しを浴びて 吹き抜ける風を見ていた
ゆらゆらと影が揺れている 決して消えないと信じていたが 何と儚い影だったのだろう
踏むほどに蘇る記憶であった 父を踏み母を踏み弟を踏んだ
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