ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2026年07月10日(金) さらりさらり

晴れたり曇ったり。山里ではお昼過ぎににわか雨が降った。

山里は平野部よりも気温が低く29℃程。

風もあったのでさほど暑さが苦にならなかった。


朝の国道ではランニングと短パン姿のお遍路さんが歩いていた。

白装束はリュックに括りつけて朝風に揺れている。

まだ若者らしく颯爽と歩いていた。

日に焼けた顔と腕。カモシカのような足がとても逞しい。


梅雨時でもあり最近は殆どお遍路さんを見かけなかった。

これから真夏となり猛暑が続くと益々少なくなるだろう。


山道に入ると例のねむの木、木槿も見守りながら職場に向かう。

はっと驚くのは稲の穂で既に色づき始めている稲もある。

早い農家さんは来月早々にもう稲刈りをするのだそうだ。



仕事はまた新たな車検整備が入庫していた。

明日も予約が入っており大忙しである。

例の再起不能の車のお客さんは音沙汰がなかったが

もう一台車検切れの車を持っているので何とかするようだ。

しかし車検切れでは乗ることも出来ず段取りが進まない。

車検の要請があれば断ることはしないが支払いはどうするのだろう。

一昨年からの修理代もそのままになっている。


義父は午前中に整体に行っていたが一向に痛みが治まらない。

こればかりは気長な治療が必要に思うが苛立っている様子だった。

市内に「鍼灸」の診療所があるので思案しているようだ。

しかしお灸は良いが鍼は嫌だと云うので困ったものである。


昼食後また痛み止めを服用し稲の消毒に出掛けた。

にわか雨が降りはらはらしたが何とか出来たようだ。

今年はお米の価格が大幅に下がるらしい。

消費者にとっては嬉しい事だが生産者は皆肩を落としている。

赤字覚悟でどれ程の生産者が苦労をしていることだろう。

おまけに買い取り業者には昨年のお米が在庫として残っているとのこと。

今年の新米を仕入れても倉庫には入り切らないのだそうだ。

先行きは不安なことばかりであるが義父のように

死に物狂いで農作業に励んでいる人が居ることを忘れないで欲しい。


「カーブスに行くけんね」今日も定時で終えることが出来た。

しかしまだ足の痛みがあり思うようには出来ない。

それでも出来る事を頑張れば心地よく汗が流れる。

もし来ることが出来なかったら鬱々としていたことだろう。


買物を済ませ4時過ぎに帰宅。今日も自室は煮えるような暑さだった。

笠原メイさんの日記を読むのが精一杯で後は茶の間で過ごす。

夫がホラーのような不気味なドラマを観ていた。

録画してあったのだとしても価値観の違いを感じる。

血祭りのようなドラマであった。いったい何処が面白いのだろう。


5時になり娘と夕食の支度を始めたが

私の考えたメニューでは孫達が喜ばないと云う。

「困った、困った」と当て付けるように云うので落ち込む。

母だって毎日頭を悩ませているのだ。

家族皆が喜ぶようにとどれほど考えていることか。

いっそ学校給食のように献立予定表を作ってくれまいかと思う。


「もう知らない」夫と先に夕食を済ますと自室で過ごしていた。

苛々していたのか立て続けに煙草を3本も吸う。

困ったものだと思うが私にとっては精神安定剤であった。


暮れなずむ空を仰いでいると何と些細なことだろう。

ちっぽけなことに拘り自分を追い詰めている。

もっとあっけらかんとしていたらどれ程気楽だろうかと思う。


さらりさらりと水に流す。ここは四万十川のほとりであった。


※以下今朝の詩


     栞

  はらりと落ちた
  昨夜挟んであった栞である
  随分と古びていて
  擦り切れてしまっているが
  捨てることが出来ずにいる

  「今日はここまで」
  「明日はここから」

  それはまるで息のように
  胸元に挟まれていた

  思い通りに行かないことも
  また始めれば叶うかもしれない
  嘆いても何も変わりはしない
  それよりも希望を失くさないことだ

  ページを捲るように一日が始まる
  明けない夜など在りはしない

  はらりと落ちた栞を拾い上げる
  どれほど擦り切れていても
  今にも破れてしまいそうであっても

  失ってしまえば生きて行けない



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