ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2026年06月21日(日) 日は長くいのち短し

二十四節気の「夏至」一年で最も日が長い日である。

明日からは少しずつ日が短くなるが

季節は真夏に向かい厳しい暑さとなるだろう。

今日も30℃の真夏日となり不快な程の蒸し暑さであった。

我慢出来なくなり茶の間のエアコンを初めて点ける。

もう光熱費を気にする場合ではなくなったようだ。


「父の日」でもあり今朝は夫に「一風に行こうかね」と誘うと

「おう、行ってもええな」と応えてくれてとても嬉しかった。

しかし出掛けようとすると「何処へ行くがぞ?」と首を傾げる。

焦って今朝のいきさつを話すと「行くとは言ってないそ」と宣う。

すったもんだしていたが私の云い分が通り「やったあ」と声が出た。


宿毛市の一風まで僅か20分程のプチドライブであったが

嬉しくてならず夫を「彼」と呼びたくなった。

今日はラーメンセットを食べる。半炒飯がとても美味しかった。

いつものことだが食べ終わると直ぐに帰宅するのが習いである。

お腹は満腹になっており帰宅するなりお昼寝だった。

途中で何度か目を覚ましたが結局3時まで寝入る。


気怠い寝起きで自室に籠り煙草を立て続けに吸う。

気分が悪くなっても吸い続けるどうしようもない有り様だった。

電話が鳴り山里の郵便局の車が配達中にパンクしたとのこと。

とても困っている様子で義父に連絡したら引き受けてくれる。

日曜日であっても「お助け隊」の義父がとても頼もしく思う。


それから一時間程去年の日記を読み返していた。

自分の詩がとても新鮮に感じる。書いた記憶が殆どないのである。

SNSでは過去の詩を読むのは困難なので

日記に書き残して置いて良かったと思った。

いずれはネットの藻屑になる詩ばかりであるが

まるで我が子のように愛しく感じられた。


夕食は父の日なので奮発してステーキにしたが

今日は安価な輸入肉が無く仕方なく高価な「窪川牛」を買い求めた。

定員さんに訊いたら今日は入荷無しとのこと。

父の日の商戦としか思えず何だか「やられたな」と思う。

あまりに高価なので娘が驚き「もったいない」と云っていたが

娘婿も父親である。たまには柔らかで美味しいお肉を食べさせてやりたい。

「一風」にも行っていたので財布が一気に寂しくなった。

明日からまた「働いて、働いて」頑張ろうと思う。

今日も車中で夫と話していたのだが私の収入が無くなれば

家計は一気に苦しくなり毎日の食費もままならぬなる。

年金だけでは暮らして行けない今はそんな世の中であった。


「いつまでもこの家には居ないから」と娘は云うばかりであるが

もう直ぐ同居を始めて12年目になろうとしている。

決して別居を望んでいる訳ではないが先が思い遣られるばかりだった。

本来なら長男である息子に家を譲るのが一番であるが

娘達と同居をしている限りそれは無理な話しであった。

10年が20年になれば孫達も立派な大人になる。

それぞれの未来があり私と夫は死んでしまうかもしれない。

残す財産は土地と家だけである。

娘や息子にどれほどの苦労をかけることだろうか。

「その時にならんと分からんな」夫と頷き合ったことだった。


午後7時50分。まだ外は夏至の名残を残している。

父の日でありながら何も出来なかった義父を想うばかりであった。


※以下今朝の詩


       風

   泣いているような風である
   かなしいことがあったのか
   その声に耳を澄ましている

   雨の季節に微笑むことは
   難しいことではあるまい

   雨ならば雨を受け止め
   在りのままの空を仰ぐ

   こころに水溜まりが出来れば
   幼子のように飛び込めばいい
   そうして童心を懐かしむのだ

   厚い雲の彼方から声が聴こえる
   泣きじゃくることは容易いが
   こころがそれを許さなかった

   風は深呼吸をしながら息を整える
   雨を伴う風であっても苦しくはない

   吹けば吹くほどに満たされていく


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