晴れのち曇り。午後少しだけにわか雨が降る。
湿度が高かったせいか蒸し暑さを感じた。
そろそろ半袖で過ごしても良いのかもしれない。
連休がやっと終わりうきうきしながら朝の道を行く。
峠道を越えるとすっかり枯れたオオデマリが待っていた。
覚悟はしていたが何とも憐れな姿である。
その代わり紫陽花の花芽が見えていて目の前が明るくなった。
もう直ぐ梅雨の季節になるが咲き誇る紫陽花が楽しみでならない。
職場に着くまでに通り道のお客さんの家へ寄り
リコール修理の車を預かって行く。
先月から予約をしてあり今日はダイハツへ持ち込まねばならない。
高齢のお客さんなので私が代わりに持って行くことにしていた。
本来なら義父の仕事だがあまりの忙しさに無理は云えない。
職場に着くと義父の友人の車が停まっており
どうやら田植えをしているらしい。
早朝から出掛けたのか誰一人姿が見えない。
同僚は予定通りポリープ切除の手術であった。
早ければ5日で退院出来るらしいが経過次第である。
工場は余裕を持って一週間の臨時休業とした。
11時にはダイハツへ着かねばならなかったが
連休明けのせいか来客が多く対応に追われる。
オイル交換もパンク修理も出来ず断るしかなかった。
支払いに来てくれたお客さんは内金で勘弁して欲しいと云う。
皆それぞれに事情を抱えているのだろう無理は云えない。
来客が途絶えた内にと市内のダイハツへと車を走らす。
乗り慣れない車なので少し緊張したが無事に着く。
待ち時間の間は代車を貸してくれると云うので助かった。
家が近いのでゆっくり昼食を摂ろうと目論んでいたのだが
書類にサインをしてから免許証の不携帯に気づく。
お客さんの家に自分の車を置いて来たのだが
免許証はいつも車内に保管してあったのだった。
何とうっかりしていたことか、もう後の祭りである。
代車貸し出しは厳しく免許証の提示が必須であった。
何とか見逃してくれないかと頼んでみたが規則なのだそうだ。
仕方なく夫に電話して迎えに来てもらった。
免許証を取りに帰るかと夫が心配してくれたが
違反を承知でそのまま山里へ帰ることにした。
お腹が空いて死にそうだったのでとにかく腹ごしらえである。
食後15分程うたた寝をしていたら「完了」の電話があり
また夫にダイハツまで連れて行ってもらう。
とにかく慎重に車を届けなくてはならない。
お客さんの笑顔を見たらほっとして免許証の事も忘れていた。
一時間程雑用をし今度はリハビリに向かう。
雨が降り始めていたが直ぐに止んで良かった。
U君に今日の出来事を話し笑い合ったことだった。
連休中は帰省していた友人と遊びまくったそうだ。
若者はいつもきらきらと眩しい。私の恋も絶頂に達する。
帰宅すればもう4時半になっておりあっという間の一日だった。
連休中に遊び過ぎためいちゃんはズル休みをしていた。
あやちゃんのこともあり娘も大目に見ているようだが
ズル休みが多いのも心配の種であった。
娘婿は半年の休職から復帰し今日から出勤していた。
久しぶりの仕事でどんなにか疲れたことだろうと気遣えば
「まだまだ余裕よ」と笑い飛ばしていた。
休職中の心配も何だか取り越し苦労に思える。
無理はさせたくはないがそれも老婆心となるのだろう。
駆け抜けたような一日であったが
母の遺影に話し掛けているとふっと安らぎを感じた。
母が笑っている。きっと面白い一日だったのに違いない。
※以下今朝の詩
ゼロ
ゼロから始める 掛けてはならない 足して行くのだ
それが私の仕事である もう37年も働いて来た
長いトンネルを抜け 山道に差し掛かると 遍路道の道標が見える くねくねと曲がった道
旅人に出会うと手を合わせ 旅の無事を祈らずにいられない
ちいさな集落を過ぎると 目の前に峠道が続いている 野の花が可憐に咲き誇り 谷川のせせらぎが聴こえる 峠を越えるといちめんの田に 植えられたばかりの早苗が 朝陽を浴びてきらきらと輝いていた
仕事はいつもゼロである 小さな石を積み重ねるように 努力を惜しんではならない
今日を足せば明日も足せるだろう しかし引き算をすれば またゼロから始めなければならない
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