ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2026年04月11日(土) 家族の春

夜明けが随分と早くなり爽やかな朝であったが

日中は今日も夏日となり初夏のような陽気となる。

関東では気温が上がり静岡では真夏日だったと聞き驚く。

まだ四月だと云うのにかつてこんな日があっただろうか。

季節はやがて夏になるが猛暑が続きそうで怖ろしくなる。


柿の葉の新芽、紫陽花の新芽も出揃い見るからに清々しい。

桜は遅咲きの八重桜が満開になった。

まるで空に「春」を描いているような季節である。

山里では田植えを終えた水田が多くなり

ちいさな早苗がちろちろと風に揺れている。

長閑な風景に心が和むばかりであった。



義父は予定通りの田植えで早朝から始めたようだった。

友人二人がひっきりなしに苗を運んでおり活気が漲る。

今日一日でどれ程の苗が植えられることだろう。

見当も付かなかったがかなりの広範囲に思えた。


工場は部品待ちをしていたが午前中に届きほっとする。

特に急ぎの事務仕事がなかったので同僚の作業を見学しながら

あれこれと享受して貰いとても勉強になった。

この歳ではもう遅いのかもしれないが整備の知識があればと思う。

整備士の資格は無理だとしても覚えたいことがたくさんある。

母は整備士の資格を取得していたので大したものだった。

とにかく学ぶことが好きだったが私も少しは似ているかもしれない。


定時になるのを待ち兼ねてさっさと退社する。

土曜日の恒例で最中アイスを食べながら帰った。

「今週もよう頑張った」自分へのご褒美である。

サニーマートで「メキシカンナッツ」も買う。

これもご褒美で今も食べながらこれを記している。

寝酒もちびりちびり何ともご機嫌な夜であった。


今週は大きな山もなく緩やかな坂道だったように思う。

資金繰りも順調で切羽詰まることもなかった。

このまま月末まで何としても乗り切りたいものである。

義父も田植えが一段落すればきっと助けてくれるに違いない。


夕食は娘がカレーを作ってくれた。

夫と私はまるで子供のようにして食べる。

持つべき者は娘だと笑顔の夕暮れ時のことだった。


ずっとちぐはぐな家族であったが最近まあるくなったように思う。

娘の機嫌がとても良くそれがとても嬉しかった。

会話は少なかったが話し掛けるとちゃんと応えてくれる。

夫も私も笑顔が多くなり肩身の狭い思いも殆ど感じない。

もしかしたらやっと「家族」になれたのかもしれないと思う。


早いもので同居を始めてもう13年目の春になった。


※以下今朝の詩



       花椿

   ある日突然であること
   何の心構えも出来ない
   まるで坂から転げ落ちるように
   終いの時が訪れるのであった

   潔く散れない花がある
   それは力尽き落ちるしかない
   地に褐色の血を流し横たわる
   そんな憐れな終いもあった

   目を背けてはならない
   しっかりと見届けようと思う

   誇らしく咲いた早春の頃
   一重に八重にと衣を纏い
   空を仰ぎ続けた日々であった

   落ちれば踏まれることもある
   しかしその痛みに耐えようとする

   咲いた記憶は消えることはない
   そこには永遠の春があった

   


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