ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2026年03月21日(土) 家族のかたち

朝の寒さは続いているが日中は春らしくなった。

霞が掛かりぼんやりとした空も良いものである。

風があったので花粉の飛散が多かったのか

これまで花粉症とは縁がなかったのにくしゃみと鼻水が出る。

加齢のせいで体質が変わったのかもしれないが

一時的なものかも知れずしばらく様子を見ようと思う。


昨日から三連休のせいか今朝は6人ものお遍路さんを見かけた。

白装束に身を包んだ人もいれば遍路笠だけの人もいる。

金剛杖の鈴を鳴らしている人もいれば登山用のステッキを付く人も。

皆さんそれぞれのスタイルで旅路を楽しんでいるように見えた。

山里の桜はまだ開花していないがきっと春を感じることだろう。



仕事は工場も事務所も大忙しとなりてんてこ舞いとなる。

そんな時に限って緊急の修理が入ったりして困った。

断るわけには行かず同僚に任せるしかない。


義父は明日の雨を決めつけてまるで狂ったように田んぼへ行く。

当たり散らすほどではなかったが決して上機嫌ではなかった。

これから田植えの時期となるが先が思い遣られるばかりである。


午後は幾分仕事が落ち着きほっとして定時で帰路に就く。

私が帰ってから同僚も一休みをしていたのだろう。

ちょうどその時に義父が帰って来たらしく

凄い剣幕で私に電話を掛けて来たのだった。

同僚が何もせず遊んでいると云うのである。

朝からずっと忙しかったのにそれはあんまり事だと思う。

しかし口ごたえをしてはならず後から同僚に電話を掛けた。

同僚の何と不機嫌だったことだろう。

社長自らの指図であればともかく私から指図されたら腹も立つ。

それは当然のことで申し訳ない気持ちでいっぱいになった。

今後も在り得ることなので私も慎重に対処せねばならない。


珍しく4時前に帰宅。ほっと寛ぎ夫と大相撲を観ていた。

明日はもう千秋楽なのでまた夫の相撲ロスが始まるだろう。

それにしても2週間の何と早いこと。直ぐに4月になりそうである。


夕食後、息子に電話してみようかと思ったが

仕事かも知れないと思い諦めてしまった。

明日はけい君の卒業式だが準備は万端だろうかと気になる。

けい君は中学の制服を着て息子は成人式の時のスーツであった。

中学の制服は元お嫁さんの実家にお世話になった。

いくら離婚したは云え縁を切ったのではない。

この先けい君がどんなに成長しても母親は一人きりである。

「心配することはないぞ」と夫からも云われ

私も老婆心の蓋を閉めそっと見守ろうと思っている。


それにしても男手ひとつでよくここまで育てたと思う。

けい君も母親を恋しがりもせずに耐え続けた歳月であった。

そうして母親であるお嫁さんもどんなにか辛い思いをしたことだろう。

どんな理由があったとしても「現実」は変える事が出来ない。

しかしこれからの未来にはきっと「家族のかたち」があるだろう。

寒い冬を乗り越えて春は何度でも巡って来るのだから。


※以下今朝の詩


    卒業

いつまでもこどもである
いくつになってもこども

息子は仕事と家事をこなし
一人親として子供を育てた
その子が小学校を卒業する

どれほどの苦労だったことか
いくつもの困難を乗り越えて
子の成長を見守り続けたのだ

四万十に桜の便りが届く頃
固い蕾もふっくらと膨らむ
もうすぐいちめんの春である

子の背は親に届くほど伸び
声はもう少年の響きである

育てたのか育ったのか
過ぎ去った歳月が目に浮かぶ
母を恋しがりもしなかった
健気な子が愛しくてならない

どんな未来が待っているのか
こどもはずっと親をつらぬく

桜は咲きやがて散るが
春は何度も巡って来るだろう




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