| 2026年03月03日(火) |
あちらを立てればこちらが立たず |
昨日からの雨が降り止まず午前中は本降りとなる。
午後には晴れ間が見えたが強い北風が吹き荒れていた。
そろそろ皆既月食が始まる時間だが
この風では窓を開けて東の空を見上げる気にはならない。
今朝も玄関のシクラメンに七つの蕾が見えていた。
後から後からの蕾である。何と楽しみなことだろうか。
買った時よりも花が増え見事に咲き誇っている。
安物のシクラメンであったがよほど苗の質が良かったのだろう。
これほど長く咲くシクラメンは初めてであった。
朝の県道では例の濃い桃色の花が満開となった。
いったい何の花なのだろう気になってならない。
明日は写真を撮ってネットで調べて見ようと思う。
以前には桃の花も咲いていた県道だが
ここ数年花が咲かず木の病かと思われる。
咲けない木のなんと憐れなことだろうか。

同僚がやっと平熱となり出勤して来てくれた。
義父は慌ててマスクをしていたがもう感染の心配はないだろう。
訊けば食欲も出て来てまずまず元気とのこと。
仕事は山積みであったが無理なくこなして欲しいものだ。
先週から入庫していた車検整備が完了する。
休む間もなく新たな車検の車が2台も入庫した。
一般修理の車も入庫しておりお昼には部品が届く。
同僚一人ではとても手に負えず義父の助けが必要である。
義父は朝から種籾の準備をしており
今日は種蒔き用の土が11トンも届いた。
もの凄い量である。それだけ多くの種を蒔くのだろう。
種を蒔けば育苗機の準備もしなければならず
何とも忙しなく動き回っていた。
素人考えであるが随分と種蒔きが早いように感じる。
育苗機に入れたら直ぐに芽が出るので
今度は田植えを急かされるようになるのではないか。
要らぬ口を叩けば叱られるだけなので見守るしかない。
午後には納車もあり忙しくてならなかったが
カーブスへ行きたくてならず義父に許しを請い定時で帰路に就いた。
平田町の工業団地を通っていると土手に朝の道と同じ花を見つける。
ちいさな木であったがその花の色は確かに同じであった。
毎年咲いているはずなのに今までどうして気づかなかったのだろう。
桜の木がたくさん植えられておりその片隅にぽつんとある。
まるで「私を見つけて」と声を上げているようだった。
カーブスで心地よく汗をかきサニーマートに向かう。
今日は「お雛祭り」なので散らし寿司のコーナーがあった。
見るからに美味しそうであったが我が家は毎年「手巻き寿司」である。
まっしぐらに鮮魚コーナーに向かったが
手巻き寿司用のネタの盛り合わせが見つからない。
店員さんに訊いたらもう売り切れてしまったようだ。
仕方なくお刺身の盛り合わせを2パック買い求めた。
夫と二人で巻き巻きして食べたが
残ったお刺身を夫がまた全部平らげようとする。
娘達のお刺身は冷蔵庫に入れてあったが
少しでも多い方が喜ぶのに違いない。
夫に「待った」を掛けたら一気に機嫌が悪くなった。
「食べてしもうたらいかんがか」と宣うのである。
娘達は4人家族なのだ。どうしてそれを考えないのだろう。
これも日頃から丸干し鰯ばかり食べさせているせいに違いない。
お肉もそうだが夫はお刺身をこじゃんと食べたかったのだ。
「あちらを立てればこちらが立たず」であったが
お雛祭りの夜もそれなりに平穏に暮れて行く。
先ほどめいちゃんが「チーズケーキ」を運んで来てくれた。
私の大好きなチーズケーキである。何と嬉しいことだろう。
夕方買いに行った時に「おばあちゃんの分も」と云ってくれたのだ。
たとえ二つの家族であってもそれぞれが気遣いながら暮らしている。
そうしてまあるく平穏な日々が一番に思う。
※以下今朝の詩
桜草
おとなりは花屋敷 今は桜草の季節である
冬のあいだも手入れをし 毎年咲かせるのだった
昨年の夏のことである 奥さんは難病を患い 入院を強いられた
3週間ごとの治療があり その合間に帰宅が許される
ふくよかだった顔は げっそりと痩せ細り 髪の毛は真っ白になった その憐れな姿に胸が痛む
薄桃色の桜草が咲いた 主なくともそれは健気で 可憐な花が風に揺れている
まさか見納めではあるまい 心細く不安でならないだろう
来年もきっと咲かせよう 陽だまりの中にたたずむ 彼女の姿が眩しくてならない
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