穏やかな晴天。気温も高くなりすっかり春の陽気となる。
冬枯れた辺りの風景も輝いているように見えた。
やがては若草が萌える頃。きっと本物の春がやって来る。
今朝も山道を歩いているお遍路さんを見かけ
車のスピードを落とし窓から「おはとうございます」と声を掛けたが
にこっと微笑むこともなく完全に無視されてしまった。
先日のこともありいささかショックであったが
不意打ちのように声を掛けた私も悪かったのだろう。
タイミングが悪い時はそんなもんである。
「めげない、めげない」と自分に云い聞かせながら職場に向かった。
二度あることは三度あると云うが諦めずにいようと思う。

仕事はまずまず順調。昨夜のうちに義父が大型車の整備をしてくれていた。
まだ完了ではないが後は同僚でも出来る作業らしい。
出来れば最後まで義父に任せたかったが
今日こそは種籾の準備をしたかったようだ。
苛立っている様子は見えず機嫌が良いのが何よりに思う。
昨日の車検が完了しており同僚が宿毛市まで納車に行く。
お昼前だったので少し機嫌が悪かったが
少しでも早く届けてやりたいと思った。
本来なら社長の義父が指図をするべきだが
私が指図するとやはり角が立つのだろう。
午後からは大型車の整備に取り掛かったが
やはりマイペースなので一向に捗らないようだ。
世間は三連休だが月曜日には祭日返上をしてもらうことにした。
それも機嫌が悪かったが強制するしかなかった。
もちろん私も出社する。少しでも励ましてやりたい。
義父は作業場で一生懸命に種籾の準備をしていた。
先ずは水に浸けて消毒をしなければいけないのだそうだ。
手間の掛かる作業で米作りの苦労を垣間見る。
3時に退社し4時には帰宅したが
何とめいちゃんとまあちゃんが水遊びをしていた。
傘を差してホースで水を掛け合っているではないか。
濡れたら風邪を引いてしまいそうで急いで止める。
「何で、もっとやりたい」と不服顔の二人であった。
5時前まで自室でSNSを見ながら過ごす。
笠原メイさんの日記の閲覧者が百人を越えたそうだ。
とても喜んでいる様子に私も嬉しくてならない。
リポストの成果だとしたら私も少しは役に立っているのだろうか。
ファンとしてこれからも応援し続けたいと強く思う。
歌人の「山上秋恵」さんは短歌ではなくいつも俳句を投稿していて
その優れた才能には頭が下がる。
今日の季語は「獺魚」でググらなければ分からない言葉であった。
「だったいぎょ」と読むのだそうだ。
獺(カワウソ)が獲った魚を河原に並べることを「供える」とし
「獺魚祭り」とも云うのだそうだ。まさに目から鱗である。
2月中旬から下旬に掛けての季語だそうで初めて知った。
山上秋恵さんがどうして短歌から離れてしまったのか知る由もないが
私にとっては「師」のような存在で尊敬せずにはいられない。
SNSから学ぶことは多く私のような者には刺激が強いが
「古希の手習い」だと思って積極的に学びたいと思う。
まだまだなのだ。いくら半世紀以上書いて来ても
私ほどの未熟者が他に居るだろうかと思う。
時間はたっぷりとあるようで残り少ないのだろう。
その限られた時間の中で少しでも成長出来たら本望である。
※以下今朝の詩
黒子(ほくろ)
ここだろうか きっとそうにちがいない
冬の背中には黒子がある 誰も知りはしないのだ 私だけが知っていること
そっと触れると くすぐったいのだろう 冬はくすくすと笑いだす
いつも厳しい顔をして きりりっとした風が吹く そうでなければ全う出来ない それが冬の使命なのだろう
後ろから抱きついて 黒子に口づけをした 甘い匂いが満ちて来て 恋に落ちることもある
別れは切なくて哀しい その背が遠ざかるのを見た
ここだろうか きっとそうにちがいない
黒子に告げる約束は 何度も巡って来るだろう
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