ぐんと気温が下がり氷点下の朝。今季一番の冷え込みだったようだ。
目覚めてからおそるおそる窓を開けてみたら積雪はなくほっとする。
道路凍結の心配もないと思いいつも通りに出勤した。
しかし国道から山道に入るなり義父から電話があり
山里は積雪があり道路も凍結しているとのこと。
気をつけて来るようにと知らせてくれたのだった。
どれ程の雪だろうとドキドキしながら峠を越える。
すると目の前の道が真っ白になっており驚く。
田んぼも民家の屋根もすっかり雪化粧をしていた。
冬タイヤなので大丈夫と思いつつやはり怖いものである。
寒気は次第に緩み明日から少しずつ春めいて来そうだ。
もし寒の戻りがあっても雪が降ることはまずないだろう。
三寒四温を楽しみながら過ごすのも良いなと思う。

仕事はまた車検の車が入庫し今週も忙しくなりそうだ。
明日も予約が入っており水曜日が祭日なのが気になる。
同僚に祭日返上を頼みたかったが云い出せずにいた。
義父にも相談し明日は頼んでみようと思う。
段取り課長も頭を悩ますことが多いこの頃である。
内科の通院日だったのでいつもより一時間早く退社した。
病院は空いており直ぐに名前を呼ばれる。
院長先生が不在の午後はいつも空いている病院であった。
若い医師とは以前から折り合いが悪く好きではなかったが
前回の診察で処方してもらった降圧剤がよく効いているので
これからも頼るしかないと思う。
今日は私の気持ちが伝わったのか親身になってくれ嬉しかった。
先日整形外科の医師が心配していた「動脈硬化」の相談もしたら
コレステロール値を下げる薬を処方してくれた。
そんな薬もあるのかと驚く。今は何でも「薬」の時代なのだろう。
診察は直ぐに終ったが薬局でまた長いこと待たねばならなかった。
もう三時を過ぎていたが大急ぎでカーブスへ向かう。
杖がなくても歩ける。今日も駆け足を頑張ってみた。
買い物を終えて4時過ぎに帰宅。
夫は伯母のお葬式からとっくに帰って来ていて寛いでいた。
なんと伯母は数え年の109歳だったのだそうだ。
四万十市の最高齢者だったそうでそれも誇らしく思う。
身内だけの小さなお葬式だったが孫やひ孫も多かったようだ。
長寿を全うし穏やかな人生の幕を下ろした。
死顔を見ることも叶わなかったがきっと微笑んでいたことだろう。
ひとは泣きながら生まれて微笑みながら死んでいく。
それが理想だが苦しみながら死ぬ人もいるだろう。
病魔に侵された人。突然の事故や災害に巻き込まれる人。
その上に自ら命を絶つ人もいる世の中であった。
私はどんな死に方をするのだろうといつも考えている。
長生きをすればするほど子供達に迷惑をかけるだろう。
それだけは何としても避けたいと思う。
かと云ってぽっくり死ぬのも怖くてならない。
この春が永遠に巡って来ることは決して在り得ないことだ。
※以下今朝の詩
大潮
川の水は胸のあたり そうして次第に引いていく 腰のあたりになると 川底に座って海苔を採る
潮に乗り損ねた魚が ぴちぴちと跳ねている ボラの子供のようだ 足元に寄って来て可愛い
白鷺も羽根を休めている 緑の海苔を眺める姿は まるで天の使者のように 美しく可憐であった
収穫した海苔を川船に運ぶ ずっしりと重い「宝」である それは家族を支える「糧」でもあった
川底が見え始めると その日の収穫は終わり 川船の舳先に座り船着き場へと向かう
「今日もようけ採れたのう」 微笑み合えば嬉しくてならない
朝陽が昇り一面の光である 子供達が待っている作業場へ帰った
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