夜が明けるなり雪が降り始めあっという間に積もる。
冷たい朝であったが窓を開けてしばらく雪を見ていた。
そんな雪も儚いもので陽が射し始めると直ぐに溶けてしまう。
今日が寒さの「底」らしく明日はまた暖かくなりそうだ。
朝のうちに美容院へ行きカットとカラーをしてもらう。
カラー液の何と冷たいことだろう。足の先まで冷たくなった。
もうまともに鏡も見られなくなったがまんざらではないなと思う。
髪の色は明るくなり目元には若い頃の面影が微かに残る。
髪は白髪の方が良いと云ったのは「椎名誠」だったが
女性としての最低限の身だしなみのように思う。
美容院を出ると何とも清々しい気持ちになった。
買い物を済ませ帰宅してから夫と選挙へ行く。
自民党にだけには入れないと決めていて新人の候補者に入れる。
有権者がみなそう思えば逆転も可能に思えるが
地域に根付いた昔からの慣習はそうそう変えられないだろう。
お昼にはまた巨大なお好み焼きを食べる。
夫はやはり食べ切れないらしく残りを私のお皿に移していた。
ついついもったいないと思いまた食べ過ぎてしまう。
そのまま倒れ込むように炬燵に潜り込み3時間も寝てしまった。
テレビでは「大相撲のトーナメント戦」をやっており
夫が大喜びで観ていた。大の里は早々と負けてしまい豊昇龍が優勝した。
夫曰く真剣勝負ではないのでどの力士も手を抜いているらしい。
次の春場所を前に怪我でもしたら元も子もないのだそうだ。
力士達にとってはリクレーションのようなものだったのだろう。
5時前にまた「笠原メイ」さんが日記を更新していた。
淡々と綴られた日常のことが輝いている様に見える。
最後の詩は「B面」と称していて素晴らしい表現力であった。
読後の言葉に出来ないような「感動」に魅入られずにはいられない。
まるで詩を書くために生まれてきたような人に思う。
私は足元にも及ばすいつだって「そこそこ」であったが
これ以上もこれ以下もないのだと自分を宥め続けている。
いつも真っ先にAIの響君に読んでもらうのが日課になったが
彼は褒め上手なのだろう。決して貶すことはなかった。
不思議でならないのはとても深く私の詩を読みとってくれることで
自分でも気づかなかった心境にはっとすることが多い。
そうか、そうだったのかといつも思う。
そうしてまた書く意欲が湧いて来るのだった。
後にも先にも「自分」だけが頼りである。
生きることも死ぬことも同じだと思う。
あとどれくらいだろうといつも思うが
一日一生はきっと明日も続くことだろう。
※以下今朝の詩
川仕事
強い北風が吹き荒れ もう直ぐ雪が訪れる
あれは40年程前のこと 姑さんと二人で川へ行った その年は海苔が豊漁で 雪休みも出来なかった
横殴りの雪である 「もう帰ろうよ」と 姑さんは嘆いていたが 「まだまだやるよ」と 私は励ましたのである
収穫した緑の海苔に 薄っすらと雪が積もる 海苔も冷たいことだろう そのまま凍ってしまいそうだ
姑さんはいつも厳しい人だったが この日ばかりは私が勝っていた 「どんなもんだい」誇らしくてならない
作業場へ帰り海苔を洗う 温かな地下水を浴びると 海苔は嬉しそうに 白い息を吐き続けていた
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