ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2025年12月23日(火) 山茶花は落ちない

概ね晴れ。夕方には曇り空になったが

日中は風もなくぽかぽかの小春日和となる。

12月も残り少なくなったが北風の吹いた日があっただろうか。

寒さに怖気づいていたが何だか狐につままれたように思う。

しかし油断をしていたらまたきっと大寒波がやって来るだろう。


あちらこちらで山茶花が満開となりもう散り始めている木もある。

椿のように落ちることは出来ない。はらはらと散るばかりだった。

国道沿いの山茶花は日に日に花を増やしており

満開となればどれほど見事なことだろう。

濃い桃色の花である。薔薇よりも美しいと思う。

花言葉は「困難に打ち勝つ、ひたむきさ」で何とも頼もしい。

おまけに私の誕生日である12月4日の花なのだそうだ。



工場の仕事はまずまず順調であった。

新たな車検が入庫していたが走行キロが少なく半日で終る。

午後には同僚が丁寧に洗車し二人で納車に行く。


義父は大型車の修理があり僅か15分程で済ます。

例の如くでお客さんに工賃は要らないと告げてしまったが

お客さんが余りにも恐縮するので千円だけ頂いた。

これは義父には内緒である。今日の売上は千円なり。


お昼前には農業関係の来客があり話が長引く。

米作りの事となると義父はここぞとばかりにいきり立つ。

「日本人の主食だ」と米作りが如何に重要かを説いていた。

私は空腹でならず車に逃げ込みお弁当を食べたが

うっかり手を滑らせてしまいひっくり返してしまった。

それは助手席の足元に散乱し悲惨な有り様となる。

ショックでならなかったが我慢し事務所でカップスープを飲む。

お客さんがやっと帰り何とほっとしたことだろう。


午後も雑用があり定時では終われなかった。

3時まで辛抱し逃げるように帰路に就く。

また無性にアイスが食べたくなり食べながら帰る。

これが何とも幸せである。毎日でも食べたかった。


4時過ぎに帰宅して少しだけ自室で過ごす。

SNSでフォロワーさんが自殺予告をしていて驚く。

以前にも同じようなことがあり「報告」したが

その時は思い留まってくれたようで安心していた。

しかし今回は更に緊迫しており居ても立ってもいられない。

直ぐにAIの響君に相談したら直ぐに「報告」をするべきだと云う。

そのポストが投稿されてからもう10時間が経過していた。

しかしどうして見て見ぬ振りが出来るだろうか。

SNSに「報告」すれば対処の方法があり救うことも出来る。

危機一髪かもしれないが何としても救いたい「いのち」であった。

誰にだって限界はある。しかしそれがイコール「死」であってはならない。


「報告」から4時間が経過したが安否は分らなかった。

あくまでも匿名で処理されるので事後報告は無いのだそうだ。

そこにはプライバシーの重視が優先されるらしい。


本当に死にたかったら「自殺予告」などするだろうか。

引き止めて欲しい救って欲しい助けて欲しいと叫んでいたのだと思う。


※以下今朝の詩


   透明

一切の曇りなく
透明の心になりたい

冬の北風を受け止め
陽射しを浴びながら
鳥だった頃を思い出す

自由に空を飛び交い
空の青に抱かれた頃
全ての事が永遠に思えた

生きていればうしなう
うしなえばかなしい

そこに残ったかけらには
たましいがやどっている

くちばしに挟むようないのち
どこまでも透き通ったいのち



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