ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2025年12月12日(金) 出来ること出来ないこと

最高気温15℃とさほど高くはなかったが風もなく

陽射しもたっぷりとあり随分と暖かく感じた。


庭先のプランターに娘が葱を植えているのだが

この数日で一気に生育し立派な葱になった。

秋まではオクラを植えてあったので

娘も野菜作りが楽しくてならないのだろう。

しかしあくまでも娘の「葱」で勝手に切ってはならない。

まるで隣の芝生のように眺めるばかりであった。


姑さんが健在だった頃は色んな野菜を育てていたが

これも勝手に収穫してはいけなかった。

良心市を営んでいたので殆どが売り物である。

私もその良心市で買い求めることが多かった。


ご近所さんから野菜を頂いたりすると大目玉である。

「そんなに欲しければどうして云わないのだ」と叱られた。

ある時は自転車のカゴにさつま芋が沢山入っており

一個ぐらいなら良いだろうと勝手に失敬したことがある。

姑さんは予め個数を確認していたのだろう。

「芋泥棒がいる」と云って大騒ぎになったこともある。

それは種芋だったのだそうだ。私は泣いて謝ったが許してくれない。

何処かで種芋を分けてくれる農家はないだろうか。

人伝に探したがまだ嫁いだばかりの私に何が出来よう。

たかが一個のさつま芋が悔やまれ一生忘れられない出来事になった。




同僚が休みのため工場は開店休業であったが

来客が多く対応に追われる。訳を話し明日に延期させて貰ったが

肝心の同僚が出社できないかもしれないと心配になる。

まだ検査中なのだろう電話は繋がらなかった。

3時前にやっと連絡があり年明け早々に精密検査が必要とのこと。

今の病院では限界があり大きな県立病院へ行くことになった。

今更云っても仕方ないが最初から県立病院へ行くべきだったのだ。

もし癌が見つかれば大変なことになる。

同僚もどんなにか不安なことだろう。

本来なら年内の精密検査が早急なのではないだろうか。


義父も心配していたがとにかく田んぼであった。

お昼には帰って来たが昼食を食べ終わると休む暇もない。

まるで何かに取り憑かれていて気が触れたように見える。


定時で退社しようとしたら留守番にみい太と子猫が返って来てくれた。

今朝から姿が見えなかったのであまりの偶然に驚く。

「お留守番を頼むよ」と声を掛けたら「みゃおみゃお」と応えてくれた。

事務所の玄関マットに陽だまりが出来ており

猫達は寝そべりすっかり「留守番猫」になってくれる。


昨日に引き続き今日もカーブスへ行き心地よく身体を動かす。

そうしてリフレッシュしているのか元気溌溂となった。

勢いかもしれないが毎日仕事帰りに寄るのも良さそうだ。

ようは「目標」を立てることである。

出来ないのではなくやってみることが肝心だと思う。


これまでどれ程のことを諦めて来たことだろう。

些細なことばかりかもしれないが「出来ない」と思った。

それは歳を重ねるごとに増えて行く。

出来ていたことが出来なくなってしまうのだった。

諦めてしまえば無気力になる。どうでもいいやと思う。

そうして精神はいっそう追い詰められて行く。

嘆いても何も変わりはしないのだ。

「出来ることを頑張ろう」私の毎日の口癖であったが

「出来ないこともやってみよう」そう云えるような私になりたいものだ。


※以下今朝の詩


   冬の花

どこまでもとおもう
永遠などありはしないが
たどりつくことはできる

冬に咲く花のたくましさ
寒さに耐えるその微笑み
北風に負けないけなげさ

こころを打たれることは
その鼓動の息なのだろう

追えばくるしい
追えばかなしい

かと云って逃げれば
全てを諦めることだ

どこまでもとおもう
ありったけの息で
冬の花になろうとしている







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