ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2025年02月21日(金) 二人三脚

雲ひとつない冬晴れ。風が弱かったせいか暖かさを感じる。

強い寒波は明日からのようでまた雪の日がやって来そうだ。

名残り雪となるかもしれないがかつて三月に大雪が降った年もある。

春彼岸までは油断が出来ず春らしさも手放しでは喜べない。

梅の花があちらこちらで咲き始めているが例年より2週間も遅いのだそうだ。

「梅は咲いたが桜はまだかいな」と云うが桜も遅れるかも知れない。



早朝義父からやっと電話があったが泣きそうな声で「帰りたい」と云う。

入院してから医師の説明が全くないそうで戸惑っているようだった。

その上に丸二日一切食事は出来ず水も飲ませてはもらえなかったらしい。

痛み止めの薬が飲めずもう限界を通り越しているようだった。


「帰るから迎えに来てくれ」と云うので逆らう訳にもいかず

一度職場に着いてから県立病院へ向かった。

そうしたらまた電話があり医師が許してはくれないとのこと。

まだ三日目である。それが当然のことだろう。


病棟の詰所まで行ってみたが面会も出来なかった。

午後からなら15分だけ許されるのだそうだ。

仕事もあり諦めて一度職場へと帰って来た。


週末までに車検完了を約束していたお客さんがいて

事情を話し待ってもらおうと思ったのだが絶対に駄目だと言い張る。

「もう他の車検場に頼む」と云うので困り果ててしまった。

仕方なく義父に相談して検査だけしてくれる工場が見つかった。

同僚と段取りをしてんやわんやの大忙しである。


午後、義父に見せなくてはならない大切な書類があり

再度県立病院に向かったが駐車場にまた例の女性の車があった。

面会は家族のみと制限されているはずだがどうやって叶えているのだろう。

詰所で面会届けを記入しなければならず続柄も必須であった。

まさか「妻」ではあるまい。「妹」ならなんとかごまかせるか。

すると正面玄関からその女性が出て来て危うく鉢合わせしそうになる。

手には義父の洗濯物だろうか大きめの袋を提げていた。

私は俯いて顔を背けたのでなんとか顔を合わせずに済んだ。

実のところそれほど拘る事でもあるまいと思う。

義父も独身でありその女性も独身である。誰も咎める筋合いはない。


15分の面会を終えまた職場へとんぼ返りだった。

お客さんが車を引き取りに来てくれて上機嫌で帰って行く。

来週には支払いに来てくれるとのこと大助かりである。

今日は他にも消防車のタイヤ交換もあって何と忙しかったことだろう。

タイヤチェンジャーの調子が悪く思うように作業が出来ない。

仕方なくまた平田町のガソリンスタンドに頼むことになった。

軽トラックにタイヤを積み込み2往復する。

お昼休みも無かったがそれどころではない忙しさだった。

同僚もパニック気味になっており「胃潰瘍になりそうだ」と嘆く。

私は気が張っていたのだろうけっこう元気に活躍した。


午後4時過ぎに退社。遣り切った感がハンパない。

明日は11日の振り替えで休業を決めていたので一気に気楽になる。

とにかくゆっくりと休み来週に備えなければいけない。


山あり谷ありであるがそれを「苦」だと思わないことだ。

何事も何とかなるものだと今日ほど思ったことはない。


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