晴れたり曇ったり。強風注意報が出ており冷たい北風が吹く。
午前中空が霞んで見えたのは黄砂だったのだろうか。
春霞には程遠く真冬の寒さとなった。
朝のうちにダイハツへ。パワーウインドウの修理がもう出来たようだ。
やはり義父の診立ては正しくヒューズ交換で治ったらしい。
しかも代金は不要とのことでおどろく。
会社がダイハツ専門店なのでサービスしてくれたのだろう。
本来なら同僚に直してもらうべきだった。
「灯台下暗し」ではないが何とも頭が下がる思いである。
その足でカーブスへ行ったがショッピングモール内で
「雛人形展」をやっており足を止めずにいられない。
ずらりと並んだ雛人形の何と豪華絢爛なことだろう。
心がとても和みほんわりと春の気持ちになった。
カーブスでは今日も汗だくになる。
異常に思われたが真冬の汗はとても心地よい。
脂肪が筋肉に変わっているのなら尚更のことである。
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義父から電話がありボールペンが必要だと云う。
とっさに例の女性の顔が浮かび「持って来てもらえば」と告げる。
義父は狼狽えはしなかった。午後からでは遅いのだそうだ。
その後また電話があり病院の売店で買い求めたとのこと。
久しぶりに歩けたのが嬉しかったのか声が弾んでいた。
午後また電話があり病室が相部屋から個室に変わった報せだった。
最初から希望していたのだが空き部屋がなく待っていたらしい。
電話魔の義父のことこれで周りを気にせずに通話が出来るだろう。
それも嬉しかったのか随分と長電話になってしまった。
詳しい容態はまだ分からず医師からの説明も無かったが
三食の食事が摂られるようになったので少しは好転してるのだろう。
連休明けには退院出来るだろうと例の如くで勝手に決めつけている。
それに越したことはないが早過ぎてもいけないように思う。
とにかく容態次第であり安静第一ではないだろうか。
仕事の事は忘れて午後はひたすら寝ていた。
とにかく心身を休めなくてはならない。
「そろそろ起きないか」と夫に声を掛けられたのが四時である。
娘達が夕食不要と言ってくれたので夕食は「ほか弁」にした。
夕陽を仰ぎながら市街地へと向かう。ラジオは浜田省吾だった。
何と幸せなのだろうと思う。まるで夢を見ているようである。
入浴後に寝室で身支度を整えていたら「おばあちゃ〜ん」と呼ぶ声。
最初はめいちゃんの声だと思っていたらあやちゃんだった。
トイレのドアノブが壊れておりトイレに閉じ込められていたのだ。
「早く開けて〜」と叫んでいる。どんなにかパニックになっていたことか。
夜だから良かったが昼間独りの時だったら大変なことになるところだった。
「ありがとう、おやすみ〜」とにっこりの笑顔が嬉しかった。
子供部屋に閉じ籠ってしまうと顔も見られない日が多い。
会話も殆ど無く声を掛ければ機嫌が悪いのが常だった。
なんだか腫れ物に触れるような日々が続いているが
もう硝子細工ではないのだと思いたい。
しっかりとした意思を持ち自分を貫こうとしている。
そんなあやちゃんに「光」を当ててやりたくてならない。
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