立春。名ばかりの春であるようだが今朝は随分と暖かだった。
晴れたり曇ったりだったが陽射しは優しく降り注ぐ。
午後から一気に風が強くなった。大寒波の兆しだろうか。
数年に一度の最強寒波だそうで気象庁の会見もあったほどである。
不要不急の外出を控えること。仕事はどうしたら良いのだろう。
無理をしてでも出勤する人が多いのではないだろうか。
確かに危険ではあるが恐怖心を煽るような報道に思えてならない。
注意だと受け止めれば用心に用心を重ねることだろう。
こんな時こそ「かかってこいや」である。弱気になってはいけない。
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今朝は出勤するなり義父が腕の痛みを訴えていた。
幸い指は動くが痛みが激しく千切れてしまいそうだと云う。
首からの神経が悪さをしているとしか思えず心配でならない。
掛かりつけの整形外科ではなんだか心もとなく
私が通っている整形外科へ行くことになった。
先日医師が義父の首を気遣ってくれていたのだった。
受診を勧めてくれていたので良い機会だと思う。
受付に電話をして相談したら直ぐに来るようにと言ってくれた。
義父はまだ朝食も済ませていなかったが大急ぎで出掛けて行く。
お昼前には連絡がありやはり首の捻挫が原因らしかった。
首から腕に繋がっている神経が骨に当たり痛みが出ているらしい。
詳しく調べるには県立病院へ行きMRI検査が必要とのこと。
紹介状を書いてもらって早速明日検査に行くことになった。
いくら我慢強い義父でも悪化すれば大変なことになるらしい。
修理の仕事どころか農作業も出来なくなるだろう。
義父もすっかり観念しておりまるで俎板の上の鯉である。
心配し過ぎてもいかずとにかく検査の結果を待つことになった。
階段から転倒して丁度今日でひと月である。
どれ程の痛みに耐えて来たことかと思うと憐れでならない。
工場の仕事は同僚のおかげで少しずつ捗っており助かっていた。
ゼロから始めた資金繰りも今日は入金がありほっとする。
何事もなるようになっているのだろう。ようは嘆かないことだ。
帰宅したら見ず知らずの方から詩集が届いていた。
どうして私のような者にと不思議でならない。
昨年まで参加していた同人誌には執筆者の住所が記載されており
おそらくそれを見て送ってくれたのだろう。
これも何かの縁だろうと思い明日には読んでみようと思っている。
同人誌を追放されたからにはもう二度とこんなことはないだろう。
そう思うと貴重な詩集に思えてならなかった。
今の私はSNSだけが頼りである。
やがてネットの海の藻屑のように消えていくだろう。
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