気温はさほど低くはなかったが山里では今日も雪が舞っていた。
市内は昨夜のみぞれ混じりの雪が納まっており霜も降りていない。
なんだか狐につままれたような朝であった。
風は昨日よりも強く吹き荒れており雪の気配を感じたが
日中は青空が広がりたっぷりの陽射しが降り注いでいた。
先ほどSNSで知ったのだが今日は旧正月なのだそうだ。
昔は姑さんがお餅を搗いていたことを思い出す。
新暦になったのは明治時代だがずっと昔からの風習だったのだろう。
その姑さんも今は亡く旧正月と聞いても何も感じなくなった。
中国では「春節」で約8日間の休暇になるのだそうだ。
一年の始まりである。中国ならではの国民性を感じずにいられない。
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工場の仕事は今日も停滞気味でやきもきとするばかりであった。
もう一人整備士が居ればと思うが雇う余裕もない会社である。
同僚は一生懸命に頑張ってくれており「当てつけ」にもなるだろう。
義父も部品の段取りなど積極的に動いてくれ助けてくれていた。
大型車の車検整備は車が古い程故障個所が多く頭を悩ませている。
車検に適合しないのだ。検査員の義父はとても厳しい。
整形外科に行かなければならず2時半過ぎに退社した。
駐車場は今日も空いておりけっこう上手に停めることが出来る。
受付を済ますなり腰のレントゲンを撮ると云うので戸惑う。
看護師さんが説明に来てくれて医師からの指示だと云う。
前回の診察時に立ち仕事が辛い旨を伝えていたのでそのせいらしかった。
医師も腰を心配してくれたのだろう。異常がなければ安心である。
リハビリを終えてから診察だった。幸い腰の骨には異常がないとのこと。
しかしあちらこちらに動脈硬化が見られる。
レントゲン写真で見ると白いミミズのようであった。
医師は血圧やコレストロール値の心配をしてくれたが
血圧は今のところ落ち着いておりコレストロールは肥満が原因だろう。
10キロも太ってしまったのだ。もう手の施しようがない。
それにしても親身になってくれる医師で増々信頼感が強まっていた。
身体が資本である。僅かの異変でも見逃してはならない。
けれども「どうにでもなれ」と思う時もある。
私の性格ではそれは避けられないことなのだろう。
身体のために何かを我慢することが出来ないのだった。
喫煙も食欲も「病気」としか思えない異常な有り様である。
例えこのままでは死にますよと云われても我慢できないと思う。
そのくせ生きたくてならないのだから大きく矛盾している。
命がけで書いているのも何と滑稽なことだろうか。
もしかしたら明日死ぬのかもしれないといつも思っている。
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