ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2025年01月26日(日) あふれる陽射し

風もなく穏やかな冬晴れ。気温も平年並みだったようだ。

地区では野焼きが行われ狼煙のように煙が上がるのを見た。

田んぼや畑の害虫を駆除する為であり農家には重要な習わしであったが

法律では禁止されているのだそうで行政の許可が必要であるらしい。

やがて田植えの準備が始まるだろう。本格的な春の訪れもそう遠くない。


夫の運転嫌いが増々酷くなり今日も家に籠っていたが

昼食後ふと思い立ったように「川を見に行くか」言ってくれた。

先日から天然青海苔漁が始まっており気になっていたのだろう。

もう全滅と誰もが諦めていただけに奇跡のようなことだった。


我が家は昨年廃業したのでもう漁に出ることは出来ない。

もし出来たとしても夫の腰痛と私の不自由な足ではとても無理であった。

漁師仲間さん達が精を出しているのを堤防から眺めながら

夫と昔話を始め何と苦労の多かった事かと頷き合っていた。

幼い子供達の憐れだったこと。お正月もろくに休めなかったこと。

思い起こせば懐かしくもあるがもう二度と御免だと思う気持ちが勝る。


川から直ぐに帰宅かと思っていたが夫が海岸沿いへと車を走らせてくれた。

先日SNSで知ったのだが「蛇王神社」と云う蛇を祀る神社があるらしい。

私は全く知らなかったのだが夫はよく知っていて昔からあるのだそうだ。

「けんどお前の足じゃ無理だぞ」と云って駐車場まで連れて行ってくれた。

今年は巳年のせいかけっこう駐車している車が多くおどろく。

なんでも市の有名なパワースポットなのだそうだ。

お天気も良く絶好のお参り日和であったが足のせいにして諦めるしかなかった。

けれども夫の心遣いが何と嬉しかったことだろう。

良き気分転換となりとても清々しい気持ちになっていた。


帰宅すればまたお昼寝で目覚めればもう4時前である。

夫は大相撲の千秋楽に夢中で私も一緒に観戦していた。

最終的には巴戦となり目が離せなくなる。

豊昇龍が優勝して涙ぐむ姿に思わずもらい泣きしそうになった。

夫はすっかり燃え尽きたようで明日からの楽しみを失ったようだ。



夕食はカレーだったがあやちゃんがお代わりをしてくれて嬉しい。

タブレットを操作しながらであったがにこにこと微笑んでいた。

もう明日が月曜日だと思い悩むこともないのだろう。

誰も背中を押そうとはしない。そんな自由を謳歌しているように見えた。



私は仕事の事で頭がいっぱいになっており武者震いをしている。

明日になってみないと分からないがまた資金が底を尽きそうだった。

ゼロになれば一から始めれば良いが月末が迫るばかりである。

いったいいつまで試されるのだろうか。とにかく弱気になってはいけない。

現実は厳しいが気の持ちようで乗り越えられる気がする。


明日は真冬だろうか。今日のように陽射しがいっぱい降り注ぎますように。







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