晴れたり曇ったり。陽射しさえあればぽかぽかと暖かい。
今夜から寒気が南下して来て明日は真冬の寒さになるのだそうだ。
まだ雪の心配はなさそうだが冷たい北風に晒されることだろう。
「焚火だ焚火だ落ち葉焚き」昔は何処の家でも見られた光景であるが
昨日はその焚火が原因で火事になり民家が全焼したらしい。
毎日必ずと云って良いほど火事のニュースが絶えないこの頃である。
隣家からのもらい火で焼け落ちた家も在り気の毒でならない。
火の元には十分に用心しているがいつ何があるか分からないものだ。
空気は異常に乾燥しており出火すればボヤでは済まないだろう。
考えれば考えるほどこんなに怖ろしいことはなかった。
仕事は後から後から舞い込んで来る。嬉しい悲鳴を上げているが
同僚の負担は大きく年末まで身体が持つだろうかと心配になる。
明日は午前中通院なのだそうだ。今月はまだ2回の通院があった。
義父は相変わらずの農作業である。農機具の修理にも忙しい。
けれどもいざとなったら助けてくれるのだ。それはとても心強かった。
工場の様子が気になっていたがリハビリのある日で3時前に退社する。
今日は殆ど咳が出なかったので失禁の心配もなかった。
それが整形外科へ着くなり激しく咳込み始め苦しくてならない。
患者さんも多くどんなにか迷惑だったことだろう。
看護師さんがお水を持って駆け付けて来てくれた。
お水を飲むと一気に咳が止まり直ぐに楽になったのだった。
病院の暖房が効き過ぎていたせいかもしれない。
それにしても何と激しい咳だったことか。息が止まるかと思った。
リハビリ後に診察があり今日も時間ばかりが気にかかる。
医師から「とにかく転ぶなよ」と注意があった。
転べば即骨折である。骨折すれば入院となり股関節の手術である。
それだけは何としても避けなければいけない。
「会社が潰れるぞ」と心配してくれる医師には頭が下がるばかりであった。
一歩一歩慎重に歩き続けている日々である。
ほんの少しの段差でも転ぶ時には転ぶのだ。
誰も守ってはくれない。こればかりは自分で守るしかないのだと思う。
買い物をして大急ぎで帰宅したがもう5時になっていた。
洗濯物を畳み終え「ぶり大根」を作る。
お惣菜ばかりではあまりにも見すぼらしくてならない。
「やれば出来る」と思う程ではないがやったら出来たのだ。
今週の仕事を無事に終えたがまだまだこれからである。
資金繰りも順調ではなくまた頭を悩ませていた。
とにかくこつこつと目の前のことを遣り遂げるしかないだろう。
師も走るのならば私も走らなければならない。
決して転ばないようにである。
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