ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2024年12月06日(金) ある日突然の死

冬晴れとはいかず雲の多い一日。幸い風がなく過ごし易く感じる。

日中の気温は15℃程。明日から次第に低くなりそうだ。


帰宅してから中山美穂の訃報が舞い込み衝撃が走る。

浴槽に浸かったまま亡くなっていたそうで憐れでならない。

はっきりした死因はまだ発表されていないが

「ヒートショック」ではないかと噂が流れている。

もしそうだとしてもあまりに若過ぎるのではないだろうか。


ちょうど更年期の年頃で日頃から血圧が高かったとも考えられる。

体調不良だったようで今夜予定されていたコンサートは中止になっていた。

仕事に追われかなり無理を重ねていたのかもしれない。

ある日突然の死。それは私の一番恐れていることでもあった。

ただただ冥福を祈ることしか出来ないが残念でならない。


入浴イコール死の恐怖は最近薄れていたのだが

またぶり返し神経が擦り減ってしまいそうになる。

以前のように動悸がすることもなくなっていたが

今夜はさすがに怖く脱衣所と浴室の暖房を点けた。

用心に越したことはない。今夜死ぬわけにはいかないと思う。


父方の伯母が二人揃ってヒートショックで亡くなっていた。

その伯母の命日も近くなり厳しい寒さだったことだろうと察する。

独り暮らしだった伯母は浴室で息絶え朝まで発見されなかった。

なんと憐れなことだろう。なんと孤独な最期だったことか。


親友のMちゃんも8年前に浴室で亡くなっていたが

彼女は「くも膜下出血」が死因であった。

たまたまご主人が出掛けており発見が遅くなってしまったのだそうだ。

早期なら助かる病気である。もう運命としか云いようがない最期だった。


どんな死に方をするのか自死でない限り選ぶことは出来ない。

闘病の末なら覚悟も出来るがそれもどれ程の辛苦だろう。

運命だとしてもあまりにも残酷に思えてならない。


私はとことん長生きをして老衰で死にたいと思うが

それが「夢」なのだとしたら叶うとは限らないだろう。

神様も仏様も夢を叶えることは苦手なのだと思う。


じゃあどうなるかであるが「死」は身近であり避けられないことだ。

永遠の命など在り得ずひとは必ず死ぬのである。


だからこそ与えられた生を全うしなければならない。

「ああいい人生だった」そう思えるような生き方をしなければならない。


志半ばで絶たれることもあるだろう。もっともっと生きたかったと。

その時に少しでも生きた証を残して置ければと願って止まない。




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