小雨が降ったり止んだり。まるで梅雨時のようであったが
明日は快晴の予報でほっと胸を撫で下ろしている。
炬燵布団を干して冬支度をしなければならない。
畑はあっても耕すことが出来ず荒れ放題であるが
プランターにほうれん草の種を蒔いてみたらどうだろう。
そんな突飛なことを思いついたりして可笑しくてならない。
素人の考えそうなことだが試してみる価値はあるかもしれない。
それに行動力が備わるかどうかがモンダイである。
土曜日は「カーブス休暇」私だけ仕事を休ませて貰っているので
疎かには出来ずほんの少し気合を入れて出掛けていた。
思いがけず友人の娘さんに会えて嬉しい。
メンバーは年配者が多いが若いメンバーも居るのだった。
若いことは素晴らしいことだと思う。活き活きとした笑顔が輝いている。
皆さん筋トレコースを二周するのだが私は一週にしている。
足が不自由なのもあるが心拍数が異常に高くなるのだった。
それでも汗が噴き出して来る。今日も心地よく汗を流すことが出来た。
帰りにサニーマートへ寄ったら駐車場で「おはよう」と声がする。
いつもガソリンを入れているスタンドの女の子だった。
車も顔も覚えてくれているのだなと嬉しく思う。
私も結婚前はガソリンスタンドに勤めていたが
お客さんの車はすっかり覚えており道で会ってもよく手を振っていた。
「覚える」ことはとても大切なことだなと思うのだ。
お客はもう他の店に行こうとは思わないだろう。すっかり常連になる。
午後は例の如くでごろごろと寝てばかりいたが
三時には大相撲中継が始まり夫と一緒に観ていた。
夫の解説入りなのでけっこう面白く楽しい。
夕飯はめいちゃんのリクエストで「しゃぶしゃぶ」にしたが
六時からダンス教室が在り食べずに出掛けて行った。
夫と二人で先に食べ終えていたのだが珍しくあやちゃんが顔を見せる。
よほどお腹が空いていたのだろう母親たちを待てないと言う。
豚肉が好きでエノキ茸が大好きだった。
「おばあちゃんがしゃぶしゃぶしょうかね」と云うと素直に頷く。
こんなことは滅多にないことで嬉しくてならならない。
独りぼっちの食卓ではあったがとても美味しそうに食べてくれた。
「甘え」ではないかもしれないが頼りにしてくれているのだろう。
もしも別居していたらどんなにか寂しい思いをさせていただろうと思う。
学校の話題は禁物である。どんなに些細な事でも刺激してはならない。
あやちゃんには自分で決めた生活のリズムがあった。
それは私達が考えるよりずっと大切なことなのではないだろうか。
入浴後そっと声を掛けた。「お風呂入りたくなったら入ったよ」と
そうしたら「うん、分かった」と明るい声が聴こえた。
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