ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2024年11月03日(日) オムライス

文化の日。爽やかな秋晴れとなる。

気温は夏日だったが蒸し暑さを感じることもなく過ごし易い一日だった。

あやちゃんを独り残して出掛ける訳にもいかず一日中の家籠り。

休みの日はいつも朝からごろごろと寝てばかりいるのだが

今日は珍しく掃除に目覚め台所の片づけから始めた。

しかし杖なしでは10分も立っていられず直ぐにギブアップである。

左足が棒のように固くなりずきずきと痛むのだった。

無理をして頑張ってはいけないのだとつくづくと思う。

夫に弱音を吐いていたら掃除機を掛けてくれなんと助かったことだろう。


食器棚の横にはお菓子などが散乱しており何とも片付かない。

そうだと思いつきホームセンターへキッチンワゴンを買いに走った。

親切な定員さんが車まで運んでくれてとても有難くてならない。

杖を付かずに入店したのだがレジまで運ぶのが一苦労だったのだ。


娘が留守なので賞味期限切れのお菓子でも勝手に捨てる訳にはいかない。

とにかく片付けて置けば明日にでも娘が処分するだろう。

キッチンワゴンは正解だった。おかげですっきりと片付く。


午後には運送屋さんから電話があり注文していた食卓テーブルが届いた。

またまた大忙しとなり古いテーブルとの入れ替えである。

家を建てた時から使っており傷も多く脚もがくがくになっていた。

4人掛けのテーブルだったが今度は思い切って6人掛けとする。

もう家族6人で食事をすることはないが大は小を兼ねるだろう。

思いがけずに安価だったので買ったのだが何とベトナム製でおどろく。

けれども丈夫でかなり重くあやちゃんに手伝ってもらい組み立てた。

薄汚れた台所だったが新しいテーブルで見違えるようになる。

椅子は古いままだがまた余裕が出来たら新しくしようと思う。

娘達の反応はどうだろう。今更6人掛けなんてと言われること覚悟である。


娘からは何の連絡もなかったが夕食のこともあり私から電話した。

帰宅は遅くなるとのことで夕食は不要だそうだ。

あやちゃんのことは一言も言わない。気にもならないのだろうか。

私と夫は大いに気になっている。夕食は好物のオムライスを作った。


新しいテーブルで3人で食べようと思ったのだが

今日は気が向かないらしく「後からたべるけん」と部屋から出て来ない。

無理強いもいけないだろうとそっとしておいたら

私がお風呂に入っている間に部屋に運び独りで食べたようだった。

「おばあちゃん美味しかった」その一言が嬉しくてならない。

以前のようにつんつんと反抗的になることは一切なくなっている。

私が留守の平日にも茶の間へ来て夫とたわいない話をしているそうだ。


昨夜は夫が「寂しいのかもしれんな」とふっと口にした。

2歳からお姉ちゃんになってずっと甘えることを我慢して来たのだろう。

娘は手の掛かるめいちゃんに付きっきりでもう10年が経った。

それは当たり前のことかもしれないが「寂しさ」には違いないと思う。



階下が賑やかになって来た。娘達がやっと帰宅したようである。

真っ先に娘婿が二階に上がりあやちゃんに声を掛けていた。

そうでなくてはいけないのだとまた老婆心が騒いでいる。


何があっても我が家は平和だった。

家族のようで家族ではないのかもしれないがこの上なく幸せだと思っている。


 < 過去  INDEX  未来 >


anzu10 [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加