ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2024年10月22日(火) 愛しい一日

午後から雨が降り始め今も降り続いている。

宮崎では線状降水帯が発生し大雨になっているようだ。

能登の水害が頭を過り何とも心配である。


「秋の長雨」と云うが秋雨前線が消滅すれば次は寒波だろう。

気象庁の3ヶ月予報では西日本は暖冬傾向で

北日本では大雪になる可能性が大きいそうだ。

自然のなすがままである。いったいどんな冬が待ち受けているのだろう。



今朝は久しぶりに朝顔が咲いていて嬉しかった。

やはり下の方の葉は枯れているが花芽は元気なようだ。

最後まで見守ってやらねばならない。きっと種を付けるだろう。


ビオラも何と可愛らしいこと。実は娘が植えてくれたのだった。

夫の言う通りでろくに植えることも出来ない私である。

それでも花を諦めない。既に冬の庭のことを考えている。




仕事はお昼過ぎまで忙しかったが午後は来客もなかった。

義父は午前中に乗用車で出掛けたきりお昼になっても帰って来ない。

行き先を告げずに出掛けることはよくあることで「またか」と思う。

3時まではと机にへばりついていたがなんだか嫌になってしまった。

同僚に正直に話しお先に失礼することにする。


2時半にはもうサニーマートへ着いており珍しいこと。

タイムセールには早過ぎたがゆっくりと買い物が出来た。

煙草も買わなければいけない。財布が一気に軽くなる。

そこで思い留まることが出来たらどれ程救われるだろうか。

貧乏人のくせに煙草を買うなんてと心の鬼が嘲笑うばかりである。


3時過ぎに帰宅。あまりに早いので夫が驚いていた。

いつも買い物の荷物を家の中まで運んでくれるのだ。

それがどれ程助かり有難いことだろうといつも思う。

「当たり前」のことなど何ひとつ在りはしないのだ。


洗濯物も乾燥機から取り出してくれていた。

皴にならないように部屋中に広げてくれている。

おしゃべりをしながら畳むのも楽しいものだった。


4時からは待ってましたの「破れ奉行」である。

最初から見れるのがわくわくと嬉しくてならない。

これも一人で見たら面白くはないだろうと思う。

夫はどうだろう?私が傍に居た方が良いのだろうか。

老いるばかりの二人であったが共有出来る楽しみがあった。


夕飯は「親子丼」夫も孫達も好物なので花丸の夕食である。

娘は帰宅しても真っ先に子供達に声を掛けることをしなかった。

娘婿と二人でさっさと晩酌を始めてしまうのである。

それもどうかなと思うのだが決して意見を言ってはならない。

黙って様子を見ていると気配を感じた孫達が階下へ降りて来る。

そうしてやっと家族団欒となるのだった。

決して絵に描いたような家族には見えないがそれが「平和」なのだろう。


私はお風呂に入りながら色んなことを考えている。

仕事の事だったり詩や短歌の事だったり孫達の未来だったり。

そうして終る一日が愛しくてならなかった。


明日のことなど誰にも分からない。決めることも出来ないだろう。

けれども生きてさえいれば愛しい一日が待っているのだと思う。


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