ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2024年10月09日(水) てめえ達を斬る

久しぶりの快晴。朝は19℃と少し肌寒く感じたが

日中は25℃を超え10月とは思えない夏日となった。

北海道では氷点下の処もあったそうで驚く。

関東では初冬の寒さとなり札幌よりも気温が低かったらしい。

日本は小さな島国であるが地域によってこんなにも差があるのだ。


朝の山道ではお遍路さんが二人。一人は逆打ちであった。

どちらも荷物は小さく近辺の宿に泊まっていたのだろう。

以前はよく野宿のお遍路さんを見かけたが最近は殆ど見ない。

Mさん以外にも顔見知りの職業遍路さんが何人か居たのだが

何処かの町で居を定め落ち着いているのかもしれない。

風の噂でGさんは癌を患っていると聞いたことがあったが

治療をするにも托鉢暮らしでは病院にも行けなかったことだろう。

何とも憐れで不憫でならない。それもGさんの選んだ人生である。

Wさんは父の命日に二年続けて会いお経を唱えてくれたことがあった。

Wさんも所持金が少なく一日一食を貫き栄養失調になっていた。

「いつ死んでも良いのだ」と言った。寂しげな顔が忘れられない。


お大師堂から足が遠のきもう2年が過ぎたようだ。

これまで頂いた沢山のご縁は私にとって人生の宝物に他ならない。





仕事は今日もぼちぼちの忙しさであった。

義父は昨夜飲み過ぎたらしく二日酔いでお昼まで寝ていた。

よほど嬉しかったのだろう。飲み会は義父の一番の楽しみである。

けれども81歳になった高齢者にはいささか厳しさもあるのだろう。


車検整備が完了した車があったのでお昼のうちに車検を終わらす。

私のお昼休みはなかったがいつものことであった。

一時からは国会中継を見たいと言いまた居室へと戻って行く。


午後は来客があり早目には終れず3時過ぎに退社した。

FMラジオは「谷村新司特集」でしみじみと耳を傾ける。

昨日が命日だったのだ。何と惜しい命だったことか。

けれども歌声は永遠に残り癒し続けてくれるだろう。


買い物を済ませ4時過ぎに帰宅した。

めいちゃんの友達が遊びに来ており二階は賑やかである。

水曜日は下校時間が早いので思う存分に遊べるのだ。

他の日は宿題に悩まされており可哀想でならない。

昔は学校から帰るとランドセルを放り投げ夕方まで遊んだものだ。

今の子供達は帰宅しても勉強である。そんな世の中になってしまった。


洗濯物を畳みながら「破れ奉行」を見たがもうラストに近かった。

悪者を成敗する時に奉行が「てめえ達を斬る」と大声で叫ぶ。

片っ端し斬り殺すのだが決して血を見せないのが良い処である。

きっと女子供が見ても怖がらないように配慮されているのだろう。

「配慮」は大切に思う。それは人を思い遣ることに等しい。


SNSで受けたダメージは未だ消えずにいるが

今日はその人の誠実さをつくづくと感じた。

発信されているポスト(投稿)に共感せずにはいられないのだ。

真から心根の優しい人なのだろう。そうしてとても正直であった。

だからこそ私に対しても本音をぶつけて来たのだと思う。

お互いが傷つけ合ってしまったのだ。私の落ち度もかなり大きい。


遠ざかるべきではないのだと今日は思った。

何かの仕打ちのように容易く後姿を見せてはいけない。

「配慮」あってこその縁である。たったひとつきりの魂ではないか。


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